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続・荘厳さん その7(黒荘厳Ⅰ)

574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 00:04 ID:g3uzffy/0
荘厳さんの亜種で妖艶さんというのが思いついたが荘厳さん以上にかわいそうなネタしか思い浮かばなかったので破棄した



576 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 00:07 ID:EBNI7zroO
>>574
破棄するとは勿体ない
さ、詳しく聞こうか



577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 00:11 ID:3EhNzDZ00
想像すると……

妖艶「あらぁ、男君…おはよう」
男「よ、妖艶さん!!!」
妖艶「ふふっ……今朝も元気、なのね♪」
男「い、いや、そ、そんなことは…」
妖艶「昨日の宿題、やってきたかしらぁ?」
男「ああ、やってきたけど…」
妖艶「ちょっと、わからないところがあったの…、オ・シ・エ・テ?」
男「も、勿論だよ妖艶さんっ!」

みたいな非常に女性受けが悪そうなキャラが思い浮かぶんだが



580 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 00:14 ID:g3uzffy/0
>>576
・周囲が妖艶な雰囲気に
・荘厳さんと違い自分の能力を認識している
・普通の子だけど能力のせいで周囲に誤解されまくり
・人間関係のトラブル多発
・優しくしてくれる人に弱いが大抵だまされる

こんな感じなんだぜ



582 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 00:15 ID:89EDGHJc0
>>577
'`ィ (゚д゚)/ 普通に振舞っているのに何故か周囲の野郎どもが骨抜きになり女子は百合に走る。そんなキャラがいいと思います!!



596 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 00:43 ID:uCRh1mu60
まだ残ってたのか。さすがだな。
ネタも増えてるし・・・

昨晩の流れで黒荘厳さんの話が出るかと思ったがそうでもないのな。



598 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 00:44 ID:dMR1pT5p0
黒荘厳さんはスレチになりそうだったのでぐっと堪えた俺が保守



610 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 01:32 ID:/KEr3hIp0
・ヴァンパイアでファンタジー
・学園ネタで荘厳さんのライバル
・学園ネタで荘厳さんの暗黒面

ありそうなのだとこんなもんか?



612 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 01:43 ID:xh18RAM2O
俺のイメージだと黒荘厳さんの基本BGMは魔王



615 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 02:09 ID:EBNI7zroO
満月の下で女が踊っていた。
月明りに照らされた舞台で、優雅にその長い髪を翻しながら。
辺りは張り詰めた空気に満たされている。
タン、タンと軽やかなステップ。
しかしその挙動の一つ一つには力が溢れている。
大きく移動、そしてターン。
時間は瞬く間に過ぎていく。
俺は、ただただその美しさに目を奪われていた。
どれほど経っただろう。
女はひとしきり踊った後、こちらを振り向いて言った。

「こんばんは。いい夜ね」
「ああ、とてもいい夜だ。こんなにも月が明るい…ん?」
「ふふ、どうしたのかしら?」
「いや…」

女の持つ違和感に気付く。
女の目は、金色に輝いていた。



618 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 02:23 ID:EBNI7zroO
「こんな所にお客様なんて、珍しい事もあるのね」
「あ、ああ。街に仕事に出ていてね。たまたま今日は帰りが遅くなったんだ」

一歩、女が近寄る。
ゆらりと光る二つの瞳に足が竦む。

「ふうん、じゃあ貴方今、一人なのかしら」

いけない、このままではいけない。
どくんどくんと心臓が鳴る。

「あら、どうして震えているの」

女は一歩、また一歩と近付いてくる。
後退り…出来ない。
体は石になったみたいに動かない。

「ねぇ、一緒に遊びましょ?」

俺の首に手を回しながら、女はそう言って笑った。
ここで意識が途切れる。
俺が最後に見たのは、金色から姿を変えた、紅く染まった満月だった。



629 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 03:22 ID:EBNI7zroO
気が付くと、俺は家のベッドの上にいた。
一体、何が起こったのだろう。
記憶が朧げだ。
確か、妙な女に会って…
全身を確かめたが傷一つ無かった。
調子が悪いわけでもない。
むしろ体調はすこぶる良い。
…考えない方が良いのかもしれない。
気が狂った訳でもないだろう。
何より、こんな不気味な事はこれ以上考えたくない。
気を取り直して、時計に目を移す。
6時29分。
仕事までもう少しあるな。

「シャワーでも浴びてくるか…」



630 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 03:23 ID:EBNI7zroO
仕事が終わり、自宅へ着く。
昨日の事があったので、今日は早引けした。
ボーッとする事が多く、上司に帰されたというのもあるが。

「はぁ…」

こんな日は、早く寝るに限る。
俺は早々にベッドに潜り込み、眠りに落ちた。


この時、俺は気付かなかった。
壁に掛けられたカレンダーには、今日の日付に赤い丸。
付けた記憶の無い、赤い丸…



631 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 03:24 ID:EBNI7zroO
足が何かに引っ掛かって、ハッとする。

「ここは…って、まさか!?」

気が付くと、俺は女と出会った場所にいた。
なぜ、いつ、どうやって!?
…訳が分からない。
体中に嫌な汗をかき始める。
辺りには張り詰めた空気が漂っている。
女が、近くにいる…。
そんな予感がした。
とにかく、家に戻らないと。なんでこんな所にいるのかだとかは帰ってからでも出来る。
そう思い、帰路に就こうと振り返ると、

そこに、あの女がいた。



632 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 03:27 ID:EBNI7zroO
「うわっ!?」

驚いたあまり、尻餅をつく。
慌てて後退ろうとするが、腰が抜けたのかそれも叶わない。
そんな俺を見て、女は笑って言った。

「そんなに怯えなくて良いわ。とって食べはしないから」

女の目は、前と同じ金色。

「じゃあ…」
「ん?」
「なぜ俺はここにいる!記憶も抜けている!お前は人間とは思え無い!なぜ…なぜ…!」

女は俺の怒声に少しも怯む事無く、悠然と構えて言った。

「それはね、魅了されたからよ」



633 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 03:29 ID:EBNI7zroO
「魅了、だって?」
「ええ」

女は後ろを振り返って、夜空を仰ぐ。
つられて見上げると、満月が雲一つ無い空に燦然と輝いていた。
血に濡れた様な、紅い、満月。
顔だけ振り返り、女は話を続ける。

「貴方は紅い満月に導かれて、私に出会って、魅了されたの」
「そんな事…」
「無いと言い切れるの?」

そう言い放つ女の視線に、背筋に電気が走った様にぞくりとなる。

「魅せられた貴方は、満月が出ている間だけ、その逢世を楽しむの」

からかう様に女は笑う。

「知ってる?魔女って、心をすっかり魅了して、虜にしてしまうのよ?」


634 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 03:31 ID:EBNI7zroO
恥ずかしいから人がいない時に投下した
そして妄想満点の文章なんで、まあ、なんだ、叩かないであげて下さい(;・ω・)



635 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 03:34 ID:22rWm+yZ0
>>634
いや、GJだ。誰がお前の作品を叩くというのだ


  ∧_∧ パーン
 ( ・∀・)
   ⊂彡☆))д^ )←>>634



638 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 03:38 ID:dMR1pT5p0
作品は叩かなくても作者は叩くのかwwwwwwwwwwww

>>634
乙、確かにこれは黒っぽいな
これに荘厳成分が入れば完璧だと思うお
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by SouGons | 2006-08-07 00:21 | 荘厳さん

続・荘厳さん その7

460 名前:上 投稿日:2006/08/05(土) 16:36 ID:waCd/5+rO
修学旅行ネタを見てインスパイアされたので書いてみた。反省は…これからするw

修学旅行先の土産物屋にて

友A「なーこれなんかどうよ?『根性』Tシャツ」
男「いかにもなダサいデザイン。ありがちだな」
友B「こんなもん着るやつの顔が見てみたいぜw」
男「といいつつ買ってるお前は何だ」
友B「これはお前の物だ。着て笑い物になるがいい」
男「嫌がらせかよ」

荘厳「まあ!すてきなお洋服ですわ!店員さん、これを一つ頂けないかしら」
三人「「「荘厳さん!!?」」」



462 名前:下 投稿日:2006/08/05(土) 16:38 ID:waCd/5+rO
旅館にて

友A「しっかしセンスのかけらもないシャツだな」
男「しかも笑われるかと思ったら呆れられたし…もう死にたいorz」
友B「む、BGMが優雅に響いてくるぞ。あれは風呂上がりの荘厳さんだな」
友A「肌のツヤ、濡れ髪の輝きがオーラをいっそう強めているな…ってあのTシャツは!」
荘厳「男様、こんばんは」
男「こ、こんばんは」
荘厳「あら、男様もそのTシャツをお求めになったのですか。すてきなデザインですものね」
男「そ、そうですか…?」
荘厳「あっ、私と男様はペアルックだわ…なんだか恥ずかしいですわ(////)」
友A「な、なぜだ!?ペアルックのはずなのに同じ服に見えん!」
友B「男のは情けないシャツにしか見えないが荘厳さんが着ると優雅なバスローブのようだ!」
教師「お前らさっさと自分の部屋にもd…ここは高級ホテルだったっけ?」
生徒「いつの間にかボロ床がふかふかの絨毯に!?」
従業員「支配人ー!VIPのお客様がー!」



荘厳さんはちょっとセンスがずれてるというネタだったんだが…
収集つかなくなった('A`)



464 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 16:47 ID:5IisBuTl0
>>462
俺の中の荘厳さんのイメージぴったりだ
GJ



459 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 16:34 ID:1FjvQGuH0
流れに乗じてお題イボンヌしてみる



461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 16:37 ID:n7cybMBhO
>>459
キャンプでいってみよう



471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 17:42 ID:1FjvQGuH0
~キャンプ~

男「炊事係は荘厳さんか・・・(テントがピラミッドにしか見えないなぁ…)」
友1「これは期待できますね」
友2「キャンプでフレンチフルコースみたいのが出てきたらどうするよw」
男「さすがにそれは無い・・・と思う」
友1「でも荘厳さん、食材何も持って来てなかったぜ・・・?」
男「・・・・・聞かなければよかった気がする」
友2「と、いうことはまさか食材は現地調達か・・・?」
男「・・・・・・この山なんか採れたっけ・・・・?」
三人「・・・・・・・・・・」

三人(((それでも荘厳さんなら・・・荘厳さんならきっと何とかしてくれる・・・!)))


荘「できましたよ~」
男「おおっ!普通に美味そう(に見える!)」
荘「どうぞお召し上がりください」
男「凄いな荘厳さん・・・食材、何も持って来なかったんだよね?」
荘「えぇ、食材はこちらの山に来てから採集しましたわ」
友1&2「 い た だ き ま す ! 」パクッ
男「で、ちなみに食材は何です?」
荘「カエルさんの卵とこちらのキレイな模様のキノコですわ」
友1&2「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
男「荘厳さん!!!」


その後友人二人は病院に運ばれ一週間ほど入院したという。



474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 18:11 ID:IPB1ZsE80
男「しかし、荘厳さんって別にフツウの家の出なんだよな…お父上のオーラは異常だけど」
友「だな。荘厳さんとお父上が留守の家はどうみてもフツウの一戸建てだな」
男「それなのに、なんであんなに口調がお嬢様なんだろうなぁと思ってさ……」
友「そう言われればそうだな…」

男「荘厳さん、どうして荘厳さんはそんなに丁寧口調なんだ?」
荘厳「え…?」
男「いや、家族の人もそんな喋り方しないし…」
荘厳「私、普通に喋っているつもりなのですけれども…」
男「へ?」
荘厳「何か喋り方、おかしいでしょうか…?」
男「あ、いや…何も…」


男「荘厳さんの声を録音したテープで録音してみた……
  荘厳さんからはなれたところで聞けば、荘厳オーラも薄れるはずだ…」

荘厳『あ、男君。今日はすごい雨だねぇ…』
男「荘厳さんnんんんんんnっ!?」



476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 18:13 ID:bZmCnrRr0
>>474新事実ktkrwwwwwwww



478 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 18:15 ID:4xe/lBCZO
荘厳家族にシリアスな兄がいなかった昔が懐かしく思われる今日。
しつこいですが、>>1のネタをまた読みたいです。何か出るまで誉め続けるからね。



479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 18:15 ID:IPB1ZsE80
>>478
今書いたよ…('A`)



484 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 18:44 ID:4xe/lBCZO
>>479
やはりそうだったか…いや、そうかなとは思ってたんだよ(汗)
さすが>>1、こんなアイデア、お前意外の誰にも思いつかないぜ。もっと書いてくれよw



526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 21:32 ID:cD62SILR0
荘厳「あの、男様・・・」
男「ん?どうしたの荘厳さん」
荘厳「今度の休み、お暇ではありませんか・・・?」
男「・・・?特に予定は無いけど?」
荘厳「あの、よろしければお父様の仕事のお手伝いをお願いできないかと・・・」
男「荘厳さんのお父さんの?ま、まぁ暇だからいいけど・・・なんで俺なんだ?」
荘厳「そ、その・・・いつもはお兄様が手伝っているそうなのですが、怪我をされてしまって・・・」
男「そうか・・・大変だね・・・で、具体的には何をするの?その仕事って」
荘厳「お父様の漁船なんですけど」
男「・・・ノアの箱舟だって?」
荘厳「?いえ、イカ漁船です・・・」
男「は、箱舟・・・確か、あれは人間は神に選ばれた者しか乗れないという・・・」
荘厳「あ、あの・・・箱舟ではなくて、ぎょs」
男「だから、それに荘厳さんのご家族が選ばれたのか・・・まぁ、当然だろうな・・・」
荘厳「あの~」
男「でも、でもそんな!俺なんかが乗れるわけが無いじゃないか!!」
荘厳「ひゃひっ!」
男「荘厳さん、なんで俺を選んでくれたのかは分からないけれど・・・箱舟には荘厳さんが乗るべきだ!」
荘厳「で、ですからぁ」
男「きっと俺が乗ってしまえば・・・神の怒りに触れて船ごと沈められてしまうだろう・・・
  そんなことはあっちゃいけない・・・荘厳さんでなければ駄目なんだ・・・!」
荘厳「お、男様・・・」
男「だから・・・俺のことは構わずに、新世界を築いてくれっ」
荘厳「お、仰ることが良く分かりませんが・・・分かりましたわ、男様がそこまで言うのならば」

数日後、夜になると水平線が明るく白むことで有名な海が、その日はよりいっそう光っていたそうな



531 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 21:47 ID:1wGIyNOs0
マンガ日本昔話的語り口調SSとかも面白そうだなw

そして荘厳さんが炊いてくれたご飯はきっと
その一粒一粒がピンと立ち、光り輝いているに違いない
という俺の妄想



562 名前:流れを読まず投下 投稿日:2006/08/05(土) 23:35 ID:n7cybMBhO
女装コンテスト本番前にて

男「ほ、ホントにこんな格好でステージに立つのか!?」
友「じゃんけんで負けたろ。着替え終わったか。カーテン開けるぞ!」
男「ちょ、待てって…」

シャッ(カーテンが開く

友「お前…」
男「う、うるさい!笑うなら早く笑えよ!」
友「いや、すっげぇ美じ…

ガラッ(扉の開く音

荘厳「男様っ!」
男「荘厳さん!?ちょ、カーテン早く閉めろ!」
友「わかっ…ッ!体が動かない!」
荘厳「な、なんて素敵な格好なんでしょう!」
男「ちょ、荘厳さん落ち着いて…って眩しい!なんかいつも以上に眩しい!?」
荘厳「さあ、行きましょう!え、ステージに立たないといけない?構いません!いざ、二人の桃源郷へ!」
男「ええっ!?ってうわ凄い力で引き寄せられる!誰か助けてくれえぇぁぁぁぁ…」


友「いつも以上に白百合が咲いてたな…」
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by SouGons | 2006-08-07 00:15 | 荘厳さん

新感覚荘厳オーラADV『ムダにそうごんっ!!』(通称・シリアス荘厳) 荘厳ED2

489 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 18:59 ID:wGfffsl60
>>452GJ
まぁおれはいわゆるシリアス荘厳始めちゃった人なのだが俺流ED書けたから俺も投下するよ?空気なんか読まないよ?はいとうかー

 私は、最低な女だ。
 あの人の傍にいたいと駄々をこねて、その結果彼が縛られることまで考えていなかった。
 いや、実際は分かっていたんだろう。分かっていて、あんなことを言ったのだ。
 そしてまた我侭を言い、今度はお兄様を傷つけてしまった。
 これは今回に限った話ではない。私はこれまで、私に関わったばかりに不幸になる人を何人も見てきた。
 その結果、彼らが私を恨んでくれたならどれだけ楽だっただろう。  
 しかし彼らは皆口を揃えて「自分達は幸せだ」「荘厳様、ありがとう」と言ってくれる。
 私はそれが、辛かった。
 その言葉を聴いて、何度罪の意識に苛まれたか。
 だけど。
 そんな日々も、彼が居れば、平気だった。
 いや、そうじゃない。
 彼が居れば、周りの人々がどれだけ不幸になっても、私は構わなかったのだ。
 これまで自分の所為で周りの人々が不幸になることに耐えられなかった女が、
 一人の男性の所為で周りの人々が不幸になることを、厭わなかった。
 さらにここで、私は二つの大罪を犯してしまったのだ。
 一つは自分の私欲のために周りの人々の不幸を肯定していた罪。
 そしてもう一つは、その罪を男様に背負わせていた罪。
 そうなのだ、私は周りの人々が不幸にする罪に『男様を思うあまり』という理由をつけて、無意識のうちに彼に背負わせていたのだ。
 私は、なんと穢れた女なのだろう。
 なんという、罪深い、命。
 私が犯したのは、許されざる、大罪。
 ならば、その罪を償わなければいけないだろう。
 この罪深い命を、捧げなければならないだろう。
 私さえ居なければ、だれも不幸になることは無かった。
 私さえ居なければ、男様が罪を背負うことも無かった。
 私さえ、居なければ……



491 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 19:00 ID:wGfffsl60
 四限目が終わり、昼休み。
 俺は教室の隅、一人で弁当をつつく。
 弁当箱はもちろん重箱などではなく、アルミ素材のそっけないもの。
 もう、重箱に入れられた、妙に光り輝く高級弁当を持ってきてくれる彼女は居ない。
 俺は自分のそんな思考に、自嘲気味にニヤリと笑った。
 俺は教室の隅、タコ型に切られたウィンナーをパクつく。
 最近元気が無い俺にと、妹が作ってくれたものだ。
 俺はそれを無感動に咀嚼する。
 俺はウィンナーをもう一切れ口に放り込みながら、どこからとも無く聞こえてくるヒソヒソ声を耳にした。
「……ハハッ 見ろよ今日のあいつの弁当。タコさんウィンナーだぜwwww」
「うわぁ、なんかニヤニヤしながら食べてるよ、荘厳さんが作ってくれてるとでも妄想してるのかしら」
「うわwwマジきめぇwww やっぱストーカーはやることが違うぜww」
「でも、あいつが犯罪に手を染めなくてよかったよ。このクラスから逮捕者なんて出たら、荘厳さんが悲しむ」
「あの人は優しいからなぁ……」
「でもちょっと無防備すぎるわ。ああだからあんな虫がつくのよ」
「ハハハ! 違いねぇww」
 あの『俺に話しかけるな』発言以来、荘厳さんはあからさまに俺を避けるようになり、廊下ですれ違うだけで嫌な顔をするようになった。
 もし彼女にそんな意識はなかったとしても、少なくとも俺やクラスメイト達にはそう見えた。
 そんなことがあった所為で、俺は現在、教室内で村八分にされている。
 信仰とは、恐ろしいものだ。自分の崇拝する者が少し嫌う素振りを見せただけで、どんなに親しかった友人も、簡単に手のひらを返す。
 だが俺は、別にそんなことを気にしちゃいない。
 むしろこれで荘厳さんの心の傷が、痛みが、少しでも軽減されたかと思うと、むしろ幸せな気分だった。
 分かっている。そんなものが自己満足で、そんなことをしても彼女は喜ばないことを。
 だが、こんなことを考える時点で、もはや俺に荘厳さんの傍にいる資格は無いのである。
 俺は、それがわかっていないクラスメイト共を見た。
 自分が荘厳さんを傷つけていることにも気づいていない愚かな連中。
 俺はこいつらより荘厳さんのことを知っているんだ。
 クラス連中共、何とでも言うがいいさ。俺には負け犬の遠吠えにしか聞こえんがな。
 俺は嘲るような表情を浮かべると、再びウィンナーを口に含んだ。
 いくつあるんだ、このタコ。



492 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 19:00 ID:wGfffsl60
 そこで、クラスメイトの一人が教室に入って来た。
 入ってくるなり口を開く。
「ねぇ、荘厳さん知らない?」
「あの人学食派でしょ?食堂に居なかったの?」
「うん。てか、学食にいなかったからさがしてるのさ」
「おかしいわね、あの人食べるのあまり早くないから、この時間まだ食堂に居るはずなのに」
 俺の脳が警鐘をならす。嫌な予感。
 ぼんやりしていた頭が唐突に鋭さを増す。
 何故だろう、すごく、嫌な予感が……
「あぁ、荘厳さんなら俺さっき見たよ?」
「えー? どこで?」
「んーと……東校舎の四階」
 俺の予感が、ほぼ確信に変わる。
 何故だか分からない。
 しかし俺は、その時確かに荘厳さんの声を聞いたのだ。
『ワタクシサエ、イナケレバ――』
 俺は反射的に席を立つと、ズカズカと荘厳さんを見たという男子生徒の襟首をつかみあげていた。
「ヒィ――!!」
 軽く悲鳴を上げる男子生徒。しかし俺は構わず自分の聞きたいことだけを聞く。
「いつだ!?」
「へ―― え?」
「お前が荘厳さんを見たのはいつだっ!!」
 ギリギリと俺は男子生徒の首を締め上げる。
「さ、ついさっき……だよ。五分くらい前……俺さっきまでクー先生に用事があっ……く、くるし――」
 俺は男子生徒を突き飛ばし、気づけば廊下を走っていた。
 間に合う――今ならまだ!!!



493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 19:01 ID:wGfffsl60
 この学校には、中庭をはさむように二つの校舎が建っている。
 生徒はそれぞれ、西に建っているを方を『西校舎』その反対側を『東校舎』と呼んでいる。
 西校舎は三階建てで、屋上があり、そこは常時開放されていて、生徒達の憩いの場とされている。
 東校舎は四階建てで、こちらにも屋上があるが、こちらへの進入は許可されていない。
 これは西校舎の屋上に比べ、東校舎のフェンスが簡単によじ登れるくらい低いからだそうだ。
 なんでも昔、女子生徒がそこから飛び降りたとか飛び降りてないとか、そんな噂もある。
 そして俺の教室は西校舎一階だ。
 俺は全力疾走で廊下を駆け抜け、階段を駆け上り、二階の割り廊下を通って東校舎へ。
そのまま息をつく間もなく四階まで上がり、廊下の端にある階段を上る。途中にある立ち入り禁止のロープを飛び越え屋上へと続く扉を開けた。
 案の定、鍵はかかっていなかった。



494 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 19:01 ID:wGfffsl60
 俺の視線の先、フェンスを越えた向こう側、僅かな屋上の縁の上、そこに、黒い艶やかな髪を風になびかせる、少女が居た。
 少女は扉の開く音に気づいたのか、こちらを振り向いた。
「あら、男様。 ここは立ち入り禁止ですのよ?」
「それは……ハァ――……俺の、台詞……だ――ハァ、ハァ」
 俺はゼイゼイと息をしながら荘厳さんに話しかける」
「どうして、こんな――」
「私が罪を犯したからですわ」
 罪? 罪だと? 清廉潔白を絵に描いたような彼女に、罪などあるはずがない。
「何を、言って……る」
「私が生きていると、周りの人々を不幸にします」
 彼女は、キッパリと、何の迷いも無く告げる。
「私が居ると、男様に迷惑を掛けます。今だって、私の所為で……男様は」
 そこで彼女が、顔をうつむかせる。
 悲しそうな、表情で。
 やめろ――やめろよ、だからやめろってば!! 俺はお前のそんな顔見たくねぇんだよ!! クソッ! どいつもこいつも腹立たしい! 
目の前に居るこの女も! こいつの、馬鹿馬鹿しい話ばかりする兄貴も! 荘厳のことを何もわかっちゃいねぇクラスメート達も! 
荘厳の気持ちを分かっていながらも彼女を傷つけることしかできない俺も!!
 そしてその中で、最も腹立たしく愚かしい俺よ!
 なぜ彼女の気持ちを分かってやらない!?
 なぜ彼女を傷つけることしかできない!?
 なぜ彼女を救ってやらない!?
 なぜ彼女の思いに答えることができない!?
 お前の気持ちは分かってるんだ!
 お前が荘厳のことをどう思ってるかはお見通しなんだよ!
 ならなぜ思うとおりに行動しない!?
 思ったなら! それが最善の方法だと思ったのなら! なぜ実行に移さない! 
 楽な方ばっかり! 選んでるんじゃねぇ!!



495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 19:02 ID:wGfffsl60
「荘厳さん――荘厳!!」
 俺は気づけば、叫んでいた。
 荘厳さんが、俺を驚いたように凝視していた。
 そうだ、そうだったんだよ。俺は怖かったんだ、荘厳さんに思いを告げて拒否されるのが、荘厳さんの傍に居られなくなることが。
だから俺は荘厳さんの奴隷になることを選んだ。臆病な俺は、そういう形でしか荘厳さんの傍に居られなかった。たとえそれが、荘厳さんを傷つける道でしかなくとも。
 そうなんだ、あのときあいつが言ってたように、俺は自分の事しか考えちゃいなかった。
 だけどその所為で、荘厳さんは傷ついた。
 こんな風に追い詰められて、自ら命を絶とうと考えるほどに。
 でも、もういいんだ、荘厳さん。
 もうそんなことをしなくていいんだよ!
 俺は大きく息を吸って、今度こそ自分の意思で言葉を紡ぐ。
 俺は――
「君が好きだ! この世の誰より愛している!君と対等な―― 一人の男として!!」
 最後の勇気を、振り絞った。
「君が好きだ!」
 二度目の、告白。そして、
「そして、俺は一生君の傍に居続けたい! 奴隷としてでなく、パートナーとして! だから――」
 そう、だから――
「好きです! 付き合ってください!!」
 言った。
 俺は俺のやりたいようにやった。
 だから、どうなろうと、俺に悔いはない。
 くっ、と、荘厳さんが、顔を上げる。
 こちらを、見た。



496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 19:02 ID:wGfffsl60
 視界が暗転。
 気付いたら俺は、地面にたたきつけられていた。
 いや、違う。
 、、、、、、、、、、、、
 自分からたたきつけたんだ。

 俺から、荘厳さんまでの距離は約5~6メートル。 
 それだけの距離を置きながら、俺はコンクリートの地面に擦り付けた額を上げることはできなかった。
 すさまじい、オーラ。
 これまでの荘厳さんとは比べ物にならない――いや、もはやこれとあれでは、オーラとしての質が違う。到底並べて考えられるものではない。
 本当に荘厳さんかと思わせる程の、冷たい、圧倒的な、支配者としての荘厳さ。
 どこまでも冷たく、厳格な威圧感。
 俺は、土下座とも言えない、ただ地に額をこすりつけただけのお粗末なポーズのまま、動くことができない。
「ふざけんじゃねぇぞ!!」
 信じられないが、荘厳さんの声だ。
 空気をピリピリと振動させる、張り詰めた絶叫だ。
「何が愛してるだ! パートナーだ! 付き合うだ! そんなの虫が良すぎだろうが! 自分に近寄るなと言っておいて何が傍にいたいだ! 
 ふざけんな! もう嫌だ! 嫌なんですのよ! 人を傷つけるのも! 傷つけられるのも! 嫌だよっ! 嫌だ! 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ! 
 皆嫌いだ! 私のことしか考えていない兄様も! 自分達のことしか考えずに勝手に不幸になっていく他人も! 自分のことも私のことも考えていない振りをする男様も! みんな大嫌いだ!
 みんな私を傷つける! みんな私に傷つけられる! そんなのもう嫌なんだよ! 嫌ならもう死ぬしかねぇじゃねぇかよ! いいじゃないの! もう諦めさせてよ!」



497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 19:03 ID:wGfffsl60

 顔を上げられないのは、不幸中の幸いだった。
 今の荘厳さんの表情に、きっと俺はたえられないから。
 あぁ、俺は今まで何をしていたんだ。
 荘厳さんを救うなんて大それたことを言っておいて、いつの間にかこんなにも彼女を追い詰めていただなんて。
 俺は、なんとか動く口を動かす。
「だったら……俺が荘厳を守る! お前がもう傷つかなくてもいいように! 俺が守る!」
「そんなのできるわけありませんわ!」
 ゴォン!
 俺の言葉に反応したように、空気中の重苦しいオーラが倍増する。
「ふざけんじゃありませんわ!!! 口だけなら何とでもいえますわ! そう言ってまた私を裏切るのでしょう!? この前のように、兄様のように!!」
 分かってる、そんなのはしょせん絵空事だと分かってる。でも――それでも、俺はこんなところで引き下がれない!
「あぁそうさ! 確かに俺は口だけの男だよ! だがなぁ! 少なくとも俺はもうお前を傷つけないし! お前に傷つけられない!」
 俺は語る。絵空事だと分かっていても。彼女のために、ホラを吹く。
「お前の兄貴や母さんや妹がなんでお前に普通に接しているかわかるか!? それはな、お前のことをちゃんと知ってるからだ! お前のことをちゃんと考えてくれてるからだ!
 なんで俺やクラスメイト達がお前に他人行儀に接するかわかるか!? お前のことを知ろうとする俺たちを、お前が拒んだからだ! 
 過去に何があったかはしらねぇけど、だからって傷つくことを恐れるな! 楽な道ばっかり選ぶんじゃねぇ!」
「――!?」
 少し、力が緩む。俺はそれに抗い、顔を上げる。
 涙でぬれた、荘厳の顔を見る。
 そんな顔で、なくんじゃねぇ。



498 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 19:03 ID:wGfffsl60
「もしそれで傷ついても、その傷は俺が引き受ける! もしお前が他人を傷つけても、その罪は俺が変わりに背負う! 奴隷なんかじゃない、恋人として!」
 黄金に輝く天使に、俺は一歩一歩近づいていく。
 いや、それは天使じゃない。 俺にはただの、傷ついて自棄になっている可愛い女の子にしか見えない。
 俺を圧倒するオーラなんかもう出ていない。
 あの果てしなく長い道のりに見えた五メートルなど、実際歩いてみれば数歩だ。
「なんでですの! 何で近づいてこれますの!? 私が高貴な、触れてはいけない高みの存在に見えないんですの!?」
 ただの少女は、俺を見てわめく。
 大丈夫。もう、安心して。 
「男……様。あなた、もしや……」
 天と地ほどにあった差は、もはや完全に埋まっていた。俺は物理的にも、精神的にも、彼女の目の前に居る。
 腰の辺りまでしかないフェンス越しに、彼女の肩を掴む。
「ひっ!」
「怯えないで……もう、大丈夫だから」
「お、男様……うっ……えぐ……男様ぁ、男様ぁぁぁぁ―― うあ―――――――――!」
 声にならない、泣き声。
 俺は優しく、彼女を抱きしめる。
「好き、好きなんですの! 私も男様のことが好きですの!」
「あぁ、好きだ。俺も」
 だから、好きなだけ泣いていいんだ。
 BGMも、豪華な背景もいらない。荘厳な雰囲気もなく、ただ、ありのままの姿で。

 荘厳さんは、もう居ない。
 居るのは俺の、大切な人。 





















506 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 19:37 ID:wGfffsl60
いろいろ切羽詰った状況で描いたから文おかしくても文句言わない
しかも切羽詰った状況で投下したからいろいろ適当でも文句言わない

まぁこんな感じで俺の脳内エロゲ

新感覚荘厳オーラADV
『ムダにそうごんっ!!』

の荘厳エンドでした
途中で荘厳テラコワスでも泣かない
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by SouGons | 2006-08-06 20:41 | 荘厳さん

新感覚荘厳オーラADV『ムダにそうごんっ!!』(通称・シリアス荘厳) 荘厳ED1

437 名前:その1 投稿日:2006/08/05(土) 16:01 ID:H1Ju9+L60
>>359から
ちなみに前スレ943からのとか今までのシリアスなのとかから繋がってる感じで頼む
俺は前スレ943氏ではないが


その日、荘厳さんは学校に来なかった。
昨日自分があんなことを言ったせいなのだろうか。
「もう俺に話しかけないで」
我ながら、なんて酷い言葉だろう。あのときの荘厳さんの顔が、頭から離れない。
一瞬絶句した後の、悲しそうな笑顔。何もかもをあきらめたような笑顔。
見ているこっちが泣きたくなるほど、美しく、しかし胸がつまるような笑顔。
それとも、そうみえたのはただの自惚れなのだろうか。
彼女にとっての俺が、彼女の兄が言うようなものだとは、どうしても思えない。
いや、違う…正確に言うなら、思いたくなかった。
そうだとするなら、俺は彼女を傷つけることしか出来ないから。



438 名前:その2 投稿日:2006/08/05(土) 16:02 ID:H1Ju9+L60
荘厳さんのいない教室は、文字通り華がない。
いつも流れている優雅なBGMも、輝くような眩しさも、ない。
寂しいと思う。心にぽっかり穴が開いたような寂しさ。
それは果たして、荘厳さんのオーラに、俺が魅せられているからなのか。
それとも、純粋に荘厳さんがいないことに対する感情なのか。自分でもわからなかった。
友「荘厳さん1人いないだけで、随分雰囲気がかわっちまうもんだな…」
男「…ああ」
友「お前もなんかしまりがねーし。見舞いでも行ってやったらどうだ?」
男「……」
行けるわけがない。昨日あんなことを言ったばかりで。
しかしそんなこと、こいつに言えるわけがなかった。
言った時点で、俺はきっとこいつやクラスメイトや教師や、もしかしたら地域住民にも殺されかねない。
それほどまでに、彼女は誰もを魅了して止まない何かを持っている。
そして、俺も…
男「悪い、俺先帰るわ」
友「え、あ、ああ…」
力のない足取りで教室を後にする。背中に、友の視線を感じた。
良かったんだ、これで。心の中で自分に言い聞かせた。
荘厳さんは強い人だ。俺1人が何か言ったから学校を休むなんてこと、あるわけがない。



441 名前:その3 投稿日:2006/08/05(土) 16:03 ID:H1Ju9+L60

「…よぉ」
校門のところに立っていたその人は、俺を見つけると憎たらしいほどの笑顔で片手を挙げた。
顔を合わせることが出来ない。俯いたままその横を通り抜けようとした俺の腕を、荘厳さんの兄は無言で掴んだ。
男「…離してください」
兄「……」
荘厳さんの兄は何も言わない。
思わず睨みつけるような視線を向けると、先ほどの笑顔とはうってかわった、怒りとも憐憫ともつかない表情でただこちらを見つめていた。
言葉に詰まる。何を言えばいいのかわからない。
下校する生徒たちが、好奇の視線を向けているのがわかった。
男「……離し」
兄「荘厳が学校を休んだのは、お前のせいだ」
男「っ!!」
いきなり、直球できやがった。
言葉を返すことなど出来るわけがなく、押し黙る。
荘厳さんの兄は、それ以上何も言わなかった。ただ黙ったまま、俺から視線を外そうとしない。
なにがしたいんだ、こいつは。
そんなことを俺に伝えて、なんになる。謝れっていうのか?
俺に、何を求めている?俺は、ただの男子高校生だ。
荘厳さんのような人と、そもそも交われるような人間じゃないんだ。
思ったことは、そのまま口から溢れていた。
男「……俺に、どうしろって言うんですか」




442 名前:その4 投稿日:2006/08/05(土) 16:03 ID:H1Ju9+L60

兄「何?」
男「関わるなって言ったかと思えば、恋人になってくれとか…俺に、一体どうしろって言うんですか!?」
大声で叫んだ俺に、通行人の視線が突き刺さった。
変な誤解を与えたかもしれない。しかし、そんなことを気にしている余裕はなかった。
兄「……どうして欲しいんだろうな」
ぽつりと、荘厳さんの兄は吐き出すように呟いた。
俺の腕を掴んでいた手に、力が入ったのがわかる。
お互いに、何かを堪えていた。泣きたいのか叫びたいのかよくわからないもやもやを、どう言葉にしていいのかわからないでいた。
兄「……お前のせいだけじゃない。俺のせいでもある」
男「…え?」
兄「俺は、知らなかったんだ。わからなかったんだ。荘厳の中で、お前がどれだけ大きい存在か」
腕は痣が出来るほどの力で掴まれていた。
しかし、脳が痛みを感じることすら出来ないほどに、様々な感情が俺の中で渦巻いていた。
男「荘厳さんが……俺、を?」
兄「……荘厳はな、知ってたんだ。お前の気持ちも、俺の考えも、全部」
男「!!!」
鈍器で、思い切り頭を殴られたような衝撃だった。
知っていた?荘厳さんが、俺がどんな思いで彼女と接していたのかを?
男「……嘘だろ? だって、荘厳さんは何も言わなかった。いつも笑顔で、いつも輝いてて…」
兄「知ってたんだよ。それでも、何も言わなかった。いや、どれだけ傷ついても、何も言えなかった」
男「…言え…なかった?」
この人の言っていることが理解できない。
俺と話しているときの荘厳さんは、どんな表情だった?
笑顔だった。凛々しかった。輝いていた。
傷ついていたなんて、嘘だろ?
俺が、もうすでに彼女を傷つけていたなんて、嘘だろ?



443 名前:その5 投稿日:2006/08/05(土) 16:04 ID:H1Ju9+L60

男「どうして…」
兄「聞くのか? わかるだろ……お前の側にいたかったからだよ」
男「……」
兄「お前が堕ちても、側にいてくれればいい。対等じゃなくても、側にいてくれればいい」
男「っ…な…」
兄「昨日、荘厳がそう言った」
今度こそ、嘘だと叫びたかった。荘厳さんがそんなこと言うわけない。
そんなこと……
兄「信じられないか?」
言葉に出来ず、小さく頷くことしか出来なかった。
兄「だったら、自分で確かめるんだな」
荘厳さんの兄は、そう言って俺のポケットに何かを突っ込み、踵を返した。
俺はそこで、やっと腕を掴まれたままだったことを思い出した。
真っ赤な手の痕が、そこにくっきりと刻まれている。
それを、数秒間じっと見つめて、ようやく痛みを覚え始めた。
ずきずきとした痛みが走るたびに、ぐちゃぐちゃになっていた頭の中が、だんだんと何をすべきかを理解し始める。
ポケットに触れると、そこに入れられた鍵がちゃりちゃりという音を立てる。
俺は、彼が向かったのとは逆の方向…荘厳さんの家に向かって、歩き出した。



447 名前:その6 投稿日:2006/08/05(土) 16:19 ID:H1Ju9+L60

学校を休むなんて、いつ以来だろう。ずる休みなんてしたのは、もちろん生まれて初めてだ。
散々泣いて、泣いて、泣いて…今は、少し落ち着いた。
カーテンを閉め切った、薄暗い自分の部屋のベッドに寝転がって、ただぼんやりと天井を見つめていた。
お父様もお母様も、今は家にいない。さっきまで家にいたお兄様も、つい先ほど出かけたようだった。
静寂が支配する空間に、1人。いつもなら寂しさを感じるけれど、今はそれが心地よい。
前日に泣き疲れて十分な睡眠はとっていたが、しかしまた、瞼は重みを増してきた。
このまま寝てしまおう。
寝ている間は、何も考えなくてすむ。
せめて夢の中では、と思いかけて、しかし起きたときの絶望を思い、すぐに打ち消した。
夢は見なくていい。ただ、なにも考えたくない……
悲しい願いとともに、目を閉じた。



448 名前:その7 投稿日:2006/08/05(土) 16:19 ID:H1Ju9+L60

そのまままどろみに堕ちかけたとき、唐突に鳴り響くインターホンが私のそれを妨げた。
けれど、起きようとは思わない。
悪いけれど、居留守を使わせてもらおう。泣きはらした酷い顔で、来客を迎えることは流石に出来ない。
もしかしたらお兄様が帰ってきただけかもしれないという希望的観測の元、私は無視することを決意した。
耳障りなインターホンはすぐに鳴り止み、今度は玄関の開く音と、階段を上る足音が聞こえてくる。
やはりお兄様が帰ってきただけだと安心して、再び目を閉じた。
足音は私の部屋を通り過ぎて、その奥にあるお兄様の部屋へと向かう…という予想に反して、私の部屋の前で止まった。
続いて控えめなノックの音が聞こえる。
荘厳「…今は、お兄様と話すことはありませんわ」
なるべく強い口調で、そのノックを拒否した。昨日の夜の言い争い以来、お兄様と一言も会話を交わしていない。
ドアの向こうにいるお兄様は、それでも再びドアをノックする。
荘厳「……」
今度は無言で、それを拒絶した。本当に、今更お兄様と話すことなんてなにもない。
お兄様から言われることも、何もない。
男「……俺だ」



449 名前:その8 投稿日:2006/08/05(土) 16:20 ID:H1Ju9+L60

ドアの向こう側から聞こえた声は、思っていた人物とは大きく違っていた。
予想外の自体に、驚いて言葉を出すことも出来なかった。
そして、気付く。これはきっと夢なんだ。
私は、神様を少し恨んだ。いくらなんでも、このタイミングで男様の夢を見るなんて。
男「荘厳さん…開けてくれなくてもいいから、俺の話を聞いて」
夢にしてははっきりと通った声で、男様は言った。
私はベッドから上半身を起こして、言うとおりに彼の言葉に耳を傾ける。
男「さっき、君のお兄さんに会った。荘厳さんが学校を休んだのは、俺のせいだって言われた」
荘厳「!! そんなこと…」
ありません、とはいえなかった。実際、私がこうしてベッドに寝ているのは、彼の言葉が原因でもあったから。
男「……俺は、怖かった。荘厳さんを傷つけるのが」
荘厳「……」
男「それに、荘厳さんを傷つけて、自分が傷つくのも怖かった」
 「俺は弱いから、その両方に耐えられなかった。だから、逃げようと思った」
 「でも…俺はもう、散々荘厳さんを、傷つけてたんだよな」
彼は、そう言って乾いた笑いを漏らした。
自嘲的な響きを持ったそれは、私の胸にも痛みを走らせる。
ドアをはさんだ沈黙は、しばらく続いた。
男「……俺は、荘厳さんが好きだ」
荘厳「!!!」



450 名前:その9 投稿日:2006/08/05(土) 16:21 ID:H1Ju9+L60

…あぁ、やっぱり夢だと、私は落胆する。
彼が、こんなことを言ってくれるはずがない。それでも、胸が高鳴るのを抑えられない。
男「ずっと、悩んでた。俺の気持ちが、荘厳さん自身に向けられたものなのか、それともただオーラに魅せられてただけなのか」
 「オーラに魅せられて、荘厳さんを崇めて…それなら、ますます荘厳さんを傷つける。そう思った」
 「でも、オーラだろうがなんだろうが、荘厳さんに魅せられたことは変わんなくて…くそっ、なんていえばいいのかわかんないけど…」
言葉が纏らないのか、男様はそこで言葉を切った。
私はすぐにでもドアを開けたいと思ったけれど、そうすると夢が覚めてしまうようで、出来なかった。
男「……多分、俺はこれから、またたくさん荘厳さんを傷つける」
 「俺にとって荘厳さんは、まだ手の届かない人で…でも、それでも、俺も側にいたいと思うから」
 「荘厳さんをどれだけ傷つけても、側にいたい。エゴかもしれないけど、そう思ってる」
 「…その代わりってわけじゃないけど、俺は、君にならどこまでも堕とされてもいい」
荘厳「…男様…」
涸れたと思った涙が、またこぼれてきた。でも、これは昨日の涙とは違う。
うれしくて流れる涙は、初めてだった。
荘厳「…でも…私は…」
あんなに酷いことを考えていた。
たとえ男様が堕ちることになっても、側にいてくれればいい、なんて、狂ったような考えを持っていた。
きっと、それは男様も知っている。お兄様から聞いているはずだから。
男「…俺は、うれしかったよ。荘厳さんがそんなに思ってくれてたなんて、思ってもみなかったから」
荘厳「…私は…私は…」
男「もう一回、言うよ。俺は、どれだけ荘厳さんを傷つけることになったとしても、荘厳さんの側にいたい。」
 「荘厳さんになら、俺はどこまでも堕とされてもいい」
 「……それでも、俺に応えてくれるなら…ドア、開けてくれ」
彼はそう言って、沈黙した。



451 名前:その10 投稿日:2006/08/05(土) 16:21 ID:H1Ju9+L60

私は、恐る恐るベッドに右手をついて、床へと足を下ろした。
まだ夢は覚めない。
恐る恐る、一歩一歩、ドアへと近づく。手が震えた。足も震えている。
もう、男様は何も言わなかった。でも、ドアの向こうに確かにいる。なんとなく、わかる。
震えたままの手で、ドアノブへと手を伸ばした。
まだ覚めないで。まだ…
ガチャリという音を立てて、ドアノブは回った。
男「…荘厳さん」
荘厳「男様っ!!」
思わず、抱きついた。
男様は、確かにそこにいた。体全体から温もりを感じる。
その温もりが、これが現実だと、はっきりと告げていた。それでもまだ、信じられない。
男「荘厳さん…」
彼の手が背中へと回った。私も、抱きしめる手に力を込める。
それに応えるように、彼も私を強く抱きしめた。
痛いくらいの抱擁。しかし、それで私はようやく、今の現実を信じることが出来た。
男「ごめん、荘厳さん、ごめん…」
荘厳「謝らないでください…私も、あなたをたくさん傷つけてしまったから…」
それ以上は、お互いに言葉にならなかった。

帰ってきたお兄様に男様が蹴られるまで、私たちはずっとそうして、抱きしめあっていた。


















482 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 18:38 ID:H1Ju9+L60
保守ついでに

荘厳「男様、喜んでくれるでしょうか…」
兄「…早いな。何作ってるんだ?」
荘厳「あらお兄様。今お弁当をつくってましたの」
兄「…2つあるのはなんでだ?」
荘厳「1つは私の分で、もう1つは…」
兄「…(俺の分とか?)」
荘厳「男様の分ですわ」
兄「…そうか」
荘厳「はい! でも男様に喜んでもらえるか、心配で…」
兄「…(そりゃ、お前の弁当は重箱か高級懐石のごとく見えるだろうから大丈夫だろ、言わないけど)」
荘厳「あ、そろそろ行かないと…」
兄「おお、気をつけてな」
荘厳「はい!!」
兄「………」

兄「……ちくしょう……」
兄「ちくしょぉぉぉぉぉ!!!!!」



485 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 18:50 ID:IPB1ZsE80
>>482
今俺の中で兄が若本ヴォイスになった。
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by SouGons | 2006-08-06 20:37 | 荘厳さん

新感覚荘厳オーラADV『ムダにそうごんっ!!』(通称・シリアス荘厳) 共通シナリオ

655 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/03(木) 10:16 ID:tYWQPhb30
男「むっ!? あれは荘厳さん!! ……と、男の人?」

荘厳「――――」
男性「――!」
荘厳「―――??」

男「あ、あの男、荘厳さんと普通に話している!!?」

荘厳「――?」
男性「……――!!!」

男「な、あのヤロウ!! 今殴ったな! 荘厳さんの頭を勢いよくはたいたぞ俺は見た
   あの絶対にして不可侵なる荘厳さんをあの男はこのやろぉぉぉぉぉ!!!」

荘厳「うぅ……痛いですわ」
男性「ったく、馬鹿なこと言うからだ――って、ん?」
男「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
男性「な、なんだぁ?」
男「おいてめぇ!! よくもわれらが女神荘厳さんに手を上げたなぁ!!
  その罪、死を持って償ってもらう!!!」
男性「はぁ……なんだ、また荘厳に魅せられちまった奴か…… おいお前、あまり荘厳に近づかない方がいいぞ。
    そうしないといつかお前も――堕ちる」
男「な、なにを言って――」
荘厳「やめてっ――!!」
男性「……」
男「そ、荘厳……さん」
荘厳「あ、あは。ごめんなさい、大声なんか出して。行きましょう、お兄様。では男様、ごきげんよう」
男「そ、荘厳さん……」

男「――荘厳さんっ!!!」



674 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/03(木) 11:21 ID:/jDVeO0z0
極普通の一般家庭のリビングのソファに、そこに似つかわしくないような高貴な雰囲気をかもし出す少女と、その兄が隣り合って座っている。
少女、荘厳はただわずかな微笑みを浮かべて、バラエティ番組を映すブラウン管を見ていた。

兄「お前さ、あんまり無駄にオーラを撒き散らすなよ」
唐突にかけられた言葉に、荘厳はブラウン管から兄へと視線を映した。
荘厳「オーラ? 何のことですの?」
兄「…無自覚なんだよなぁ…そこが性質が悪いというか」
荘厳「あの、私なにか粗相を…」
兄「そういうわけじゃない。あんまり人と関わり合いになるなってことだ。特に…あの男とか」
男の名前が出てきたことで、それまで不思議そうな表情を浮かべていた荘厳はにわかにその表情を変えた。
荘厳「!? それは、お兄様に口を出されるようなことではありませんわ!」
珍しく、荘厳が強い口調で言い返す。
それを、兄は痛々しいものを見るように一瞥した。
兄「男のためと、お前のためだ」
兄は感情のこもっていない口調で答えた。
もちろん、荘厳はそんな答えで納得が出来るわけがない。
荘厳「男様の…ため? どういうことですの?」
兄「お前は知らなくてもいい」
荘厳「…もういいですわ。お兄様は、いつもそうやってはぐらかすのですね」
ソファから立ち上がり、リビングを後にする荘厳。兄は、その後を追おうとはしない。
ただ黙って、その翼が生えていてもおかしくない美しい後姿を見送った。
兄「…お前のためだ、荘厳」
呟きは、荘厳に届くことはない。

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735 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/03(木) 13:45 ID:/jDVeO0z0

荘厳は孤独だった。
親友どころか、友人と呼べるような人間がいるかどうかすら、自信がない。
ただ黙って座っていても誰も近寄ってこないし、こちらから話しかけても何故かよそよそしい態度をとられてしまうばかりで、会話すら間々ならない。
最初は、自分が嫌われているのかと思った。
だから、誰も私と関わりたくないのだと。
しかしクラスメイトは荘厳の意見には必ず耳を傾けてくれるし、嫌がらせのようなものを受けたこともない。嫌われているわけではないと、すぐにわかった。
そのうち、これが自分のスタンスなんだと、一種のあきらめのように気付いた。
そして今まで、それを崩さずにクラスメイトと一定の距離を保つようにして学校生活を送ってきたのだ。

そんな荘厳は今、その自分のスタンスを崩したいと思っている。
ある1人のクラスメイトと、もっと近づきたいと思っている。
「…はぁ」
知らず、ため息がこぼれた。それは、これまでの自分を壊すことへの恐れと戸惑いのため息だった。
今まで話しかけられることなんて皆無だった自分に、声をかけてくれる人。
遊ぶことを知らない私に、それを教えてくれた人。
彼と、もっと話したい。出かけたい。そう願う自分が、確かに存在する。
しかし、それは同時に恐怖だった。
自分があまりに近づきすぎて、また以前のようによそよそしい態度で距離を置かれてしまうかもしれない。話しかけてくれなくなるかもしれない。
それは恐怖の理由として十分すぎた。



737 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/03(木) 13:45 ID:/jDVeO0z0
「荘厳さん?」
物思いにふけっていた荘厳に、不意に声がかけられた。荘厳は一瞬反応に遅れ、戸惑う。
今の今まで考えていたその人が、いつの間にか目の前にいた。
「え…? あ、男様、どうかなさいましたか?」
戸惑いを隠して平静を装ってみたものの、はたして彼には通用しただろうか。
「いや、荘厳さんが元気無さそうに見えたから…悩み事?」
男は笑顔を浮かべながら、荘厳に尋ねた。
やっぱり、優しい人だ。
男の言葉に荘厳の心が揺れる。
ここで、自分の今の悩みを彼に打ち明けてしまおうか。そうすれば、彼ともっと近づけるかもしれない。
しかし荘厳の口から出たのは、心の内とは正反対の台詞だった。

「あら…ありがとうございます。でも、何でもありませんわ」
「いや、でも…」
「本当に、何でもありませんの。クラスの皆さんも私にはよくしてくださるし、悩みなんて持つほうが不思議ですもの」



738 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/03(木) 13:46 ID:/jDVeO0z0
あぁ、私はなんて臆病な人間なんだろう。
一気に口にしてしまったあとで、荘厳は自らの弱さに打ちのめされそうだった。
孤独だった。寂しかった。話しかけて欲しかった。遊びに誘って欲しかった。
悩みなんていくらでもあるのに、私は今の状態を守るために、自分にまで嘘をついてしまった。
「では、私はこれで…」
そんな弱い自分を彼の前にさらしていることがいたたまれなくなって、荘厳は席を立つと足早に教室を後にした。
後ろで、男が呼んでいる。

『あんまり、人と関わり合いになるなってことだ』

兄の言葉が脳裏をよぎった。
そんな心配、しなくてもいい。
だって私は、最初から人と深く関わることなんて出来ないんだから。
涙が出そうだった。

________________________________________________________________________________________________________________________


941 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/04(金) 01:52:44.85 ID:MxskLMTK0
 街を歩いていると、見知った男に出くわした。
「よぉ、『彼氏』さん」
 男は片手を挙げ馴れ馴れしく話しかけてきた。
「こんにちは、『お兄様』」
 だから俺も皮肉をこめて返してやる。
「まぁなんだ、立ち話もあれだからな、そこの喫茶店にでも入ろう」
 相変わらず強引な人だ。そんな奴に付き合ういわれはない。
「すいません。俺、用事があるんで」
 俺がそう言って、彼に背中を向けたとき、
「俺の妹をストーキングするのが、お前の言う『用事』か?」
 その言葉に、俺の背筋がびくっと震える。
「俺の妹なら、今から晩飯の買い物だ。一時間は出てこんよ」
 男は相変わらず不機嫌そうなニヤニヤ笑いで俺を見ている。
 俺は、荘厳に似た整った顔にそんな表情を張りつけるこいつが嫌いだった。
「少し、付き合えよ」
「いやです」
 俺は即答した。
 こんな野郎とお茶など、だれだってお断りだろう?
「なんで俺が、お前と妹を引き離そうとしているのか。教えてやるよ」
「…………」
「ハハ、そう睨むな。ホラ、あそこの喫茶店からなら、スーパーに出入りする客がよく見える。
 妹が出てくるまで、少し話そうじゃないか、『ストーカー』さん」



942 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/04(金) 01:53:18.05 ID:MxskLMTK0

 こうして俺は、優雅なしぐさで紅茶をすするニヤニヤ笑いの優男と向かい合ってコーヒーを飲む羽目になった。
 店内はそれなりに込んでいて、ざわざわと騒がしい。多少大きな声で話したところで、回りに咎められることはないだろう。
 二人の間には、沈黙が横たわっていた。
 俺はそれに居心地の悪さを覚え、コーヒーを一口すする。
 甘ったるい。
 砂糖を入れすぎた。
 俺がコーヒーカップをテーブルに戻すと、男は――荘厳の兄は口を開く。
「おまえ、何でウチの妹を付け回る」
「別に、付け回ってなんか、いないですよ」
「こっちはまじめに聞いてんだ。まじめに答えろよ」
 男の眼光が鋭くなる。そんな目で、見るんじゃない。
「どうして、荘厳に付きまとう」
 二度目の、問い。それに俺は――
「…………」
 答え、られない。
「答えられないだろう? それが、理由だ」
 男があざけりの視線を向けた。いや、むしろ、うんざりしたような、呆れたかのような視線。
 やめろ、そんな目で。
「それが、お前が荘厳に魅せられている証拠だ。そして魅せられた者はやがて、荘厳に堕ちる。
 そうなったらお前は、もう荘厳なしでは生きられなくなる。荘厳にただ付き従い、虐げられるだけの奴隷となる」
 だから、なんだというのだ。
 荘厳さんにはそうするだけの価値があり、そして俺は、そうなったって構わない。
 むしろ、そうなりたいくらいだ。
「確かに、それは心地のいいことだろうな。おまえにとっちゃぁ、ずいぶんとうらやましいことじゃないのか? だが、荘厳にとっては、どうだ?」
 俺の視界が、むやみに霞む。



943 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/04(金) 01:54:06.52 ID:MxskLMTK0
「荘厳は、そんなことを望んじゃいない。あいつは、飼い主や支配者になんかなりたいなんて、思っちゃいない。
 人間なんてのは、結局自分のことしか考えていないんだ。お前らは荘厳をちやほやして、荘厳のオーラに当てられて、自己満足に浸っているかもしれない。
 だがそれ故に! だれも荘厳の痛みに気づかない!」
 男の顔が、悲しそうに、大きくゆがむ。
 やめろ、そんな顔をするな。荘厳さんの顔で、そんな表情を――
「荘厳は家に帰るとお前の話ばかりする! 楽しそうにお前のことを話す! 自分に自然に接してくれると! うれしそうに!」
 やめろ、やめろ――!! そんな顔で……
 俺は男から、視線をずらせない。
「少なくともなぁ、荘厳は、お前が対等な立場で自分を見てると思ってる! それなのになんだ? お前は!まるっきり荘厳の奴隷じゃねぇか!」
 や……め――
「お前はあまりにも荘厳に魅せられすぎた。いつもはこうなる前に俺が手を打っているのに、俺が気づくころにはもうお前は手遅れだった!」
 そんな……顔、言葉……
「荘厳は! 今はまだ、近くに居すぎてお前がすぐ目の前に立っていることに気づいていない。だがなぁ、あいつが気づくのはもはや時間の問題なんだよ!」
 そんな、ことって……
 俺は……
「それまでに……頼む。あいつの、恋人になってくれ……」
 俺はその言葉に、涙を流し続ける男を、凝視することしかできなかった。

「荘厳……さん」



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/04(金) 02:32 ID:MxskLMTK0

「……荘厳が、そろそろ出てくる時間だ。行くぞ」
「………」
 俺はただ無言で、男の後に続くことしかできなかった。
「奢りだ、先でてろ」
 俺は、何も言えない。ただ促されるままに喫茶店から出る。
 空はうっすらと赤くなり、夕暮れが近いことを告げている。
 俺は、どうすればいいのだろうか。
 心の内で、自らに問う。しかし、問うまでもない。
 そんなのは、決まっている。
 荘厳さんから、距離を置くのだ。
 もし荘厳さんが俺の位置に気づいたら、きっと傷つく。
 俺の所為で、傷を負う。
 そんなこと、俺には耐え切れない。
 そして、同時に、彼女の恋人になることも、俺にはできない。
 確かに荘厳さんのことは嫌いではない。
 いや、そんな言い方は止めよう。
 俺は荘厳さんが好きだ。
 しかし、もし俺が荘厳さんの恋人になれたらと思うと――そんなこと、想像できない。
 畏れ多いと、思ってしまう。 
 こう思ってしまう時点で、俺は恋人失格だ。
 どうしても彼女を上位の存在として見てしまう。
 彼女をたかくたかく祭り上げ、降りられないようにしてしまう。
 そんな俺に、彼女の近くに居る資格は無い。
 だから、距離をとる。
 それが最も利口で、誰もが幸せになれる唯一の方法。
 たった一つの、冴えないやりかた。
 仕様が無いのだ。俺はただの、荘厳さんのオーラに呑まれた、一人の――
「男さんっ!」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/04(金) 02:33 ID:MxskLMTK0
 その声に、俺はぱっと顔を上げる。
 間違えるはずも無い。紛れも無い、彼女の声。
「こんなところで、偶然ですねっ」
 嬉しそうに、微笑むな。
 俺を見て、そんな風に――
「男さん?」
 心配そうに、彼女は俺の顔を覗き込んでくる。
 それから逃げるように、俺は慌てて言葉を紡ぐ。
「なんでもない」
 意識して、淡白な風にしゃべれたはずだ。
 しかしそのそっけない言葉に、心が痛む。
「そ、そうですの? なんだか元気が無いように見えましたので」
「なんでもない。俺はいつも通りだよ」
 痛みを、顔に出さないように努力する。
 それでも、拳が震える。
「ならいいんですが……あ、そうだ! もしよろしければ、今夜の夕食ご一緒してくださらない? 今日はハンバーグですのよ? 妹が大好きなんですの、ハンバーグ」
 魅力的なお誘いだ。
 いつもの俺ならば、初めこそ躊躇するが、絶対についていくことだろう。
 だが今は、違う。
 もう、距離を知ってしまったから。
「悪いけど、今日はちょっと……」
「あっ…… そう、ですの…………」
 やめてくれ、そんな顔で……俺を――何も兄妹そろってそんな顔をしなくても。
「悪い、な……それじゃ」
 軽く手を上げ、踵を返すと、足早にその場を去る。
 これ以上ここに居ることに、俺は耐えられなかった。
「まっ―― 男さん!!!」
 
 背中に、声が刺さった。
 俺は聞こえない振りをした。


________________________________________________________________________________________________________________________


358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 05:45 ID:oyqAoFYg0

リビングでは、兄がただ何をするでもなく座っていた。
ここのところ、妹である荘厳とは会話を交わしていない。
原因はわかっていた。あの、男とのやり取り。
あれ以来、荘厳の口から男の名前が出ることが少なくなった。
名前が出てきたときでも、話しかけてくれなかった。態度がよそよそしかった、というマイナスの報告を伴っていた。
きっと荘厳は気付いている。その理由が、兄の自分であることを。
重苦しいため息が漏れるのと、ガチャリと音を立ててリビングのドアが開いたのは、ほぼ同時だった。
兄が肩越しにそちらに視線を向ける。荘厳が兄を睨みつけるように見つめていた。
荘厳「…お兄様、男様に何を言いましたの?」
いよいよ、きた。
いつかは聞かれると思っていた質問。しかし、いざ実際にその場面になると、さすがに動揺した。
兄「……間違ったことは何も言ってない。ただ事実を告げただけだ」
声が震えていなかっただろうか。
荘厳のオーラは兄にまで影響を及ぼすものではない。
しかし、その完璧な美しさを湛えた表情に浮かぶ、悲しみ、憂愁、そして怒りは、圧倒的な威圧感を見るものに感じさせた。
荘厳「…やっぱり、お兄様のせいだったのですね。男様が…私にあんなことを言われたのは」
兄「な……あいつ、お前に何を言いやがった!!」
兄は思わずソファから立ち上がる。荘厳と、正面から向き合う形になった。
荘厳「…『もう俺には話しかけるな』、と」
兄「…あの野郎、よくもぬけぬけとそんなことを…」
拳を握り締めた兄に、荘厳はキッと鋭い視線を向けた。
射ぬかんばかりの、怒りを含んだ強い視線。
荘厳「男様を悪く言うのはやめてください!! 元はといえば、お兄様が男様に何か言ったのが原因なのでしょう!?」
兄「俺はお前のために、男の意思を確認しただけだ!」
荘厳「男様との関係は、お兄様に口出しされるようなものではないと言ったはずです!!」



359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 05:46 ID:oyqAoFYg0
荘厳が言い切ると同時に、リビングを静寂が包んだ。
初めてかもしれない。兄弟で、お互いにここまで感情的な言い争いをしたのは。
荘厳はいつでも一歩下がった位置にいて、自らの我を通すことは少なかったから。
荘厳「……私、知っていました。男様が、どのような気持ちで私に接していらっしゃるのか」
これまでとはうってかわった、静かな口調だった。
今にも泣き出しそうな小さな声で、荘厳は言葉をつむぐ。
荘厳「でも、私はそれでも良かった」
兄「!! …お前……」
兄の肩がびくりと震えた。荘厳の口から出た言葉が、信じられないという表情だった。
荘厳「男様が側にいてくだされば、それで良かった。対等じゃなくても、男様が私の側から離れられなくなるなら、それでも…」
兄「やめろ!!!!」
これまでにない、強い口調。
怒りとも悲しみともつかない、歪んだ表情で兄は叫んだ。
荘厳「!!!」
兄「男を不幸にしてもいいのか!? 男だけじゃない、お前だって傷つくだけだ!!」
荘厳「…私は、男様が側にいれば幸せでしたわ!!」
兄「そう思い込もうとしていただけだ!!」
荘厳「!」
荘厳は押し黙る。
沈黙。2人を押しつぶさんばかりの、重苦しい沈黙だった。
喘ぐように呼吸をした後、口を開いたのは兄だった。
兄「……お前は、男を墜としてまで幸せになれるような、強い人間じゃないだろ」
荘厳「……」
荘厳は何も言わない。
兄「墜として、縛り付けて、それを幸せだっていえるような、酷い人間じゃないだろ」
荘厳「…それでも、私は……」
荘厳は、それ以上言葉を続けることが出来なかった。崩れ落ちるように、床に座り込んだ。
顔を手で覆い、声もなく泣き続けた。
兄「…荘厳…」
兄もそれ以上、何も言えなかった。ただ一言名前を呼んで、静かにリビングを後にした。
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by SouGons | 2006-08-06 20:34 | 荘厳さん

メイド喫茶軍vs演劇軍 文化祭出し物決定サバイバルゲーム 前編

【カオスな】新ジャンル♪スクール【シュール】 スレにて突如始まった校内サバイバルゲームネタ。
もちろん荘厳さんも参戦しているので掲載。(とはいえ、メイン側じゃないんだけど)


385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 22:39 ID:Fv3HxMcw0

メイド喫茶 正正正正

演劇    正正正正


ツン「静かにしなさーーーーーーーーーーーーい!!」
クラス「ピタ…………」
ツン「もう…うちのクラスだけなんだからね、文化祭の出し物決まってないの・・・
クール「しかし、クラスが偶数。これでは決着がつかないのではないか?
クラス男「メイド喫茶は男のロマンDAAAAAAAAA!!!!
クラス男「しかし…演劇なら色々な衣装が見れるんだぞ!!!
クラス女「あんたたち真面目に考えてよ!!


バァァン


シュー「私に考えがある。」
クラス「!!!!!!!!!!!」
㍉「わ、私の銃・・・。」



シュー「サバイバルゲームで決着をつける!!!!!」
クラス「な、なんだってぇーーーー!!!」
男「パクリかよ!」


  (いくつかのレスにバラけていたルールをまとめるとこんな感じ)

  演劇
  男 俺 美容師 ツン ドロ 狂 ㍉子 荒鷹 渡辺さん 佐藤さん
  偽善 魔法少女 日下 他男女数名

  メイド喫茶
  友 ゆうや 素直クール ヒート 殺 ミルナ 理系 理ンデレ 荘厳さん
  幽霊 不幸 がしっ子 武士 低血圧  他男女数名


  お手伝い
  看板娘 葬儀屋男女

  撮影係
  超悪オヤジ


  ルール:フラッグ戦
  敵、味方の陣地にそれぞれフラッグを1つずつ設置し双方がそれを奪い合う。

  基本、なんらかの手段で指定のBB弾を当てればよし。
  他は常識の範囲内で。


  シュール「当たったあとは、思い想いの言葉を吐いて。
      終わるまでその場で倒れててください。」


392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 22:58 ID:XYCQ9TB3O
きっと荘厳さんがいるチームが勝つ


401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 23:10 ID:Fv3HxMcw0
軍「・・・・・・・・・・・。」
演劇メンバー「・・・・・・・・。」


軍「貴様らの特技はなんだ!!!!」
演「殺せ!!殺せ!!殺せ!!!」


軍「この戦いの目的はなんだ!!!!」
演「殺せ!!殺せ!!殺せ!!!」


軍「貴様らは演劇を愛しているか!!!?」
演劇メンバー「ガンホー!!ガンホー!!!ガンホーーー!!」

軍「よぉし、状況説明を始める。」
俺「おおおーし、燃えてきたぜ!!」
男「お前・・やけにやる気があるな。」
俺「喫茶だと、俺・・・メイドやらされるから・・・。」
男「がんばろうな…・。」
軍「口でクソたれる前と後に『サー』と言え! 分かったかウジ虫ども!!!
男&俺「サー!!イエッサー !!」

㍉子絶好調。


417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 23:29 ID:Fv3HxMcw0
軍「作戦は防衛重視。」
男「具体的には・・・?」
軍「まず、スタートと同時に一気に突進。
  こっちのフラグがある3Fに続く階段前を全部占拠する。
俺「なるほど・・・階段に釘付けにするのか…」
軍「そのとおり。エリア内の階段は二つ。あそこは狭くて敵は突破することは不可能だろう。」
ツン「ちょっとまって、だとしても敵前進を許しちゃうって事?
  それならジリジリ押されて終わりじゃない。」
軍「もちろん、攻めに転じなければならない。」

そこでだ。

軍「敵の戦線が延びたところで男、俺、ツンが焼却炉から一気に降下。
  敵のフラッグを奪取する。」
美容師「ちょwwたった三人っスかwwwカッコつけないくださいよwwww」
軍「敵も本陣に守りを置いているだろうが…。
  敵は後ろをとられる恐怖にかられて混乱する。
  そこで、我が軍は戦線を一気に押し上げる。そこまでいけばもはや勝利は近いだろう。」
渡辺さん「……で、できるかな?」
佐藤さん「……大丈夫。」

軍「質問はないようだな。よし、今のうちに遺書を書いておけ!!」
演「サー!イエッサー!!」


さぁーかおすかおす


425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 23:47 ID:Fv3HxMcw0
看板娘 カキカキ [開始5分前です。]

軍「各員、無線のチェック後配置につけ。」

俺「最初は突撃。最初は突撃。」
ツン「(私が…やらなくちゃ…」
ドロ「(夜中の学校……フフ」
狂「合法…合法…今日は合法だよ…」
渡辺さん「(当たったらいたいかなぁ…」
佐藤さん「(指一本触れさせない……。」

日下「……」
男「怖いか?」
日下「え、……(男君…心配してくれてるんだ…)」
男「まぁ、気楽にね。」
軍「気楽だと!!貴様戦場ではその気持ちが

板娘 カキカキ [開始1分前です。]

板娘 カキカキ [視聴覚室から応援しています。
         みなさん、がんばってください。]

シュール「前略お母さん。……開始します。」

――今、われらの学び舎が戦場と変わる!!!


428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 23:58 ID:Fv3HxMcw0
軍「状況開始!!前衛GOGOGOGOGO!!」
俺「うおおおおおおお!!」
男「もるすぁぁぁぁああああ!!」

ザッシュ


ヘ○ヘ  荒鷹「目標 北階段クリアー」
  |∧   
 /


荒鷹「やったー、一番乗り……。」
ヒート「うぉおおおおおおおおぉぉおおおおお」
荒鷹「………え、まさか…」
ヒート「もらったぁあああああ!!」
荒鷹「な、な、速いっ速すぎるでしょ!まだ一分も!!」

ラタタタタッタ

ヒート「チィ!!偽善かぁ!!」
荒鷹「あ、ありがとう偽善ちゃん!」
偽善「…礼はいらないわ、勝つためには人数が必要なのよ。」
ヒート「っく、前へ進めん・・・!!」
偽善「いいわ、相手になってあげる…・」


431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 00:10 ID:Xqxgelli0
南階段

俺「な、なぁ……」
男「言いたい事はわかる。言いたい事はわかる。」

ロボ「はっはっはーーー。どうだ?どうだ?」
理系「科学部の科学力は」
理デレ「世界イチィイイイイイイイイイイイイイ!!って何言わすのよ!」

ウィーーーーン、ズダダダダダダッダダダダダ

男「ちょwwwwwこりゃねぇってwwwww」
俺「友!友だな!!それに乗っているの!!!」
ロボ「トモ?ダレソレ。オマエラテキ。メイドキッサのテキ!!」
ツン「ちょ、ちょっとこれ反則じゃない!!??」
『シュール「面白いからおk。」』

ウィーーーーン、ズダダダダダダッダダダダダ

美容師「こりゃねぇッスよwww無理無理wwwww」
㍉子「ちぃ……撤退…。」
渡辺さん「きゃぁぁあああああ!!いたい!いたいよ!!!」

ロボ「あ…」
男「あ…」
ツン「あ…」

佐藤さん「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぷち。」


436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 00:27 ID:Xqxgelli0
タンタラタララン、タンタラタララン、タンタラタララン♪タンタラタララン♪
     パーパーパパパーパパパーパー♪(エヴァ暴走のテーマ)

佐藤さん「・・・・・・・・・楽には死なせない。」

男「佐藤さん暴走!!!!!!」
俺「シンクロ率・・・・・400%を超えています!!」

㍉子「勝ったな……」
狂「あぁ…」

佐藤さん「・・・・・ギロリ。」
ロボ「ひぃ・・・ひ、ひぃ・・・違うんだ・・・俺は当ててない!!」
渡辺さん「いたい!いたいよぉお!」
理デレ「な、ただの人間相手にしっかりしなさいよ!」
理系「……科学が勝てるの?」

―そのときこの場にいた人間は・・・・
  敵味方問わずその光景をただ見ることしかできなかったという…。


シュール「はい、そこまでー。素手で殴っている佐藤さん退場。
    友君も戦闘不能ー。」
葬男「出番だぞ、ほら!」
葬女「…………むごい。」


442 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 00:47 ID:Xqxgelli0
南階段

男「ちぃ、弾がもうねぇ!」
俺「撃ちすぎだって!弾補給頼みます!」
㍉子「日下ー弾だ!弾持ってこーーい!!」
日下「あ、はい。」

しっかりしなくちゃ・・・。私が鉄砲撃つの下手だから、
わざわざ男君が弾運び係にしてくれたんだもん。
みんながんばっているんだから…私だって!


殺「ほぅ!」
日下「!」
殺「日下か、まぁどっちにしろ死んでもらうよ。」
日下「!!!(こ、声が出ない・・

パン!

殺「あら、外れた。これだか銃は…。」
日下「あぁ・・・ぐう・・」
殺「これで、外れないよ。(にっこり

口の中に銃口が挿し込まれる…ちょっとアゴが痛い…
何もこんなことしなくても当たるのに、私はノロマなんだから。

殺「痛いだろうけど、残念ながらフルオートだ。」
日下「あ・・・。」


447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 00:57 ID:Xqxgelli0
男「日下ぁあぁあああーーーーーー!!!!」
殺「ほぅ、君が来たか・・・」
日下「(男君!!
殺「残念ながら、君では私には勝てない…。まぁ、まずは男君からだ。」
男「日下、今助けるぞ!!」
殺「いいねぇその目!!けど今殺して・・・ん?」

ガチッ

日下「・・・・この銃ははなはない(この銃は離さない)」
殺「・・・・・・・ちぃ!!!」
男「日下…お前…」
日下「・・・・!!!(男君撃って!!!!)
男「うわああああああああ」

ズダダダダダダダダ

殺「……さすが…男君…。」
男「お前、ちょっとやりすぎ…。」
殺「……そのくらいやらないと男君、本気出してくれないから。
  けど、計算が狂っちゃったよ。
男「・・・・そうか。」
殺「けど、君と戦えて嬉しい。日下さんには悪いことしたけどね。あぐ・・・・」
男「おい!殺!!!」
日下「殺ちゃん!!!」
殺「男君……君と……敵で本当に…よかっ……」
男「さつぅうううううううううううう!!!」


448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 01:01 ID:Xqxgelli0

男「これで・・・よかったんだよな・・・・。」
日下「きゅ~~~~~~~」
男「わ、日下さん!?しっかり!!」

シュール「殺さんアウト!日下さんは失神でアウト!


視聴覚室

日和「・・・・。」
シュール「日和殿。パトロールご苦労。」
日和「・・・・・。」
シュール「写真?こ、これは、なんだろぅ?
日和「・・・・・。」
シュール「…部外者。
452 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 01:14 ID:Xqxgelli0
㍉子「よし、ロボは敵の切り札だったらしい。
    こっちの前線は突破できるかもしれん!!」
ツン「フフ、慣れてくると面白いわ、銃撃戦も。」
男「おー、性格でてるぞー。」
ツン「な、あんたに言われたくないわよっ。」
渡辺さん「あれれー、私の銃がないよぉ」
男「ツンドロ返してあげなさい。」
ツンドロ「ちょっと!何よあれ!」
男「ツンドロ・・・って………。」
俺「おいおい、次は………何だよ。」


敵の前線がまばゆい光に包まれる。
次の瞬間、敵の兵士達が銀の甲冑をまとった重装歩兵になり、
あっちの階段側がせり上がりこちらとの高低差がなくなる…
敵の周りには光のバリア・・・だろうか
そしてその中心に彼女はいた・・・!!!


演劇「荘厳さん!!!!!!!!!!」


453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 01:15 ID:cDbQ6ber0
荘厳さんやっぱりすげぇww


455 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 01:19 ID:mIVb0TgS0
荘厳さんキターーーー!!!


456 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 01:20 ID:YXbUQHrn0
最強能力者候補キタコレwww


457 名前:激闘!血に染まる真夜中の校舎!!! 投稿日:2006/08/06(日) 01:25 ID:Xqxgelli0
荘厳さん「皆さん、ごきげんよう。」
演男「あ・・・あ・・・・・・・」
俺「一番来てほしくない人が………。」
男「まずいぞ…。」
演女A「ダメ!私撃てない!!」
演男A「お、俺もだ!荘厳さんを撃つなんて…。」
演女B「………あ、頭が上がらないわ……。」
ツン「ちょ、ちょっとみんな!!??」

荘厳「みなさん、無益な争いはやめて。
    仲良くメイド喫茶をしましょう。」

演男A「荘厳さんのメイド姿だとぉおおおおおお」
演男B「ダメだ・・・想像ができねぇ!!!!」
演男C「俺は演劇をやめるぞぉおおおおおおお!!」
演女C「私も……そちらへ行かせてもらいます!」
演劇「おい、みんなであっちに行こうぜ!!」

ズダダダダダダダッダダダダダ


演男C「あ………なんで……」
演女C「……そんな……㍉子ちゃん……」


㍉子「裏切り者は死。」


460 名前:激闘!血に染まる真夜中の校舎!!! 投稿日:2006/08/06(日) 01:36 ID:Xqxgelli0
㍉子「さぁ、さて次はどいつだ?」
演劇「………。」
㍉子「貴様らの演劇への想いはその程度か?」
演男A「しかし、あの方は荘厳さんですよ!」
演女A「撃てる・・・撃てないとかの問題じゃないわ・・・。」
㍉子「いいだろう……。」

荘厳「やめてください…。私は争いなんて…。」
㍉子「お気楽平和主義者は大嫌いなのでな。」
荘厳「そ、そんな私は武力ではなく、言葉で・・・。」
㍉子「では、その言葉とやらで私の弾が止められるのか?」

ラタタタタタタタタタタタタ

キィンキィンキィンキィンキィンキィンキィンキィンキィン

男「止めてるしwwwwwww」
美容師「ちょwwwあのバリアは反則っスよwwwwww」
俺「どうするんですか!?㍉子さん!!」

㍉子「私にちょっち考えがあるわ。」


463 名前:激闘!血に染まる真夜中の校舎!!! 投稿日:2006/08/06(日) 01:47 ID:Xqxgelli0
決戦、第3新階段踊り場


男「な、レンジ外からの狙撃だってぇ!」
ツン「ちょ、ちょっと!そんなことが!」
㍉子「極大エネルギーのアンチ荘厳フィールドライフルによって、
   射程外からの超長距離射撃で撃滅する。」
渡辺さん「…えっと、勝利確率8.7%、現状での最高値です。」
俺「ア、アンチ荘厳Fライフル?そんなものがどこに!?」
㍉子「魔法少女が置いていったわ。試作型なので2発までしか銃身がもたないけどね。」
俺「あいつ…そんなものを…。」
ツンドロ「こ、高出力エネルギーというのは?」
㍉子「この校舎の予備電力装置。それをフル稼動させるわ。」
男「そ、そのための3F本陣だったのか・・・。」
軍「ガンナーは男。ディフェンスは私が担当するわ。
男「お、俺か・・・。」
軍「作戦開始は2分後。これより本作戦をヤシマ作戦と呼称する。」
演劇「サー、イエッサー!」


467 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 01:59 ID:Xqxgelli0
決戦、第3新階段踊り場

男「・・・・なぁ、㍉子。」
㍉子「……なんだ?」
男「………お前はなんで戦うんだ?」
㍉子「………ふん。」
男「……スマン。臭かった。」
㍉子「私にもわからんよ。」

渡辺さん「こ、これより、ヤシマ作戦開始を開始します。」
俺「アンチ荘厳フィールドライフルへのエネルギー供給開始。」
ツン「全システム、オールグリーン。」

㍉子「撃鉄起こせぇええ!!」
男「!!!!!」

――――――――――――――――――――――
理系「・・・・む、まずい。」
理デレ「・・・・え、え?」
理系「彼らの企んでいることがわかった。」
荘厳「どうかなさったのですか?」
理系「くっ、間に合ってくれ・・・。」
――――――――――――――――――――――

男「標準セット…。ごめんよ荘厳さん…。」
㍉子「大丈夫だ、お前は守ってやる。」
渡辺さん「て、て、敵戦線に高エネルギー反応!!あわわわわ!!!」
演劇「な、なんだってぇーーー!!」


470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 02:09 ID:Xqxgelli0
理系「食らうがいい。我が科学部の最終兵器。
    無駄に荘厳ライフル。」
理デレ「荘厳さんのエネルギーをそのまま発射するなんて…
    恐ろしい兵器だわ…。」
荘厳「あらあら。」

――――――――――――――――――――――

渡辺さん「き、き、き、き、きます!!12時の方向!!」

男「このぉおおおおおおおお」
㍉子「馬鹿!!まだ早い!!!!」


ピカァー ドッカーン
ピシャーン ドッカーン


俺「お、音はともかく・・・外れた!!!」
渡辺さん「いえ、㍉子さんが………!!」


㍉子「!くぅ・・・・・・・・!!!」
男「㍉子!㍉子ぉおおおお!!」
㍉子「ぁぁぁぁああああああああああああああああああ」


471 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 02:15 ID:Xqxgelli0
決戦、第3新階段踊り場

男「早く!早く!早くしろぉおお!!」
㍉子「あぐぅううううううぅぅぅううううう」

渡辺さん「撃鉄起こし、確認!」
俺「㍉子さんがもうもたない・・・・・。」
ツン「㍉子ちゃん!!!」
渡辺さん「予備動作完了!!」



㍉子「あぁあああ・・・」

男「ぐ・・・・・いけぇぇぇぇぇえええええ!!!!」


ピカァー ドッカーン
ピシャーン ドッカーン




渡辺さん「……目標、着弾を確認………。」




472 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 02:22 ID:Xqxgelli0
俺「や、やった・・・。」
美容師「すげぇッス・・・。」」
ツン「㍉子は・・・㍉子はどうなったの!?」



㍉子!!㍉子!!!!!



男「ミ、㍉子!!しっかりしろぉ!!」
㍉子「大丈夫よ。被弾はしちゃったけどね。」
男「………く……ぅ……」
㍉子「どうして泣いてるの?」
男「自分には…自分には他に何も無いなんて、
  そんなこと言うなよ… 別れ際にさよならなんて、悲しいこと言うなよ…」
㍉子「ごめんなさい。こういう時、どんな顔をすればいいのかわからないの。」
男「笑えばいいと思うよ」


――――――――――――――――――――――


俺「えぇ話や。」
ツン「な、なんでこうなるのかしら…。」


475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/06(日) 02:30 ID:Xqxgelli0
荘厳「目がくるくる回ります~。」
理系「私まで被弾するとは・・・」
理デレ「………け、計算ミスよ!」


シュール「㍉子 荘厳 理系 理デレ OUT」

男「(ガキの使い!?)」

――――――――――――――――――――――

どうなるツンの想い!!
偽善とヒートの決着は!!??
超悪父の映像は!?
低血圧!そろそろ起きる時間だぞ!!
魔法少女!貴様は今どこに!!??
美容師!貴様はもういらん!!
武士よ!刀のお前に出番はあるのか!?
そして、学校に潜む黒い影………。

数々の謎を残し物語は後編へ!!!
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by SouGons | 2006-08-06 13:01 | 新ジャンル学校

続・荘厳さん その6

386 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 12:13 ID:HL7v3QCP0
ちょっと荘厳な景色
サイズでかいから重いぞ

d0081516_12292043.jpg




389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 12:23 ID:HL7v3QCP0
もいっこ
荘厳さんが泣いてるネタ多かったから描いてみた
これも重い。悪い

d0081516_12295320.jpg




392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 12:28 ID:H1Ju9+L60
>>386
その雲の上に荘厳さんがいらっしゃるのだな
>>389
うめえwww



393 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 12:30 ID:HL7v3QCP0
バラ描けねえorz



394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 12:37 ID:uRt+9gYvO
>>393
それでもあえて、黒荘厳さんをおねだりしてみる。



397 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 12:43 ID:5IisBuTl0
>>393
模写してみるのもいいんでない?
ttp://images.google.co.jp/images?q=%E8%96%94%E8%96%87&hl=ja



400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 13:08 ID:HL7v3QCP0
>>394 
 無 理 だ
>>397
実はしたんだorz
白薔薇様に萌え



401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 13:17 ID:LbcoAgkP0
友「よ、おは。」
男「おはよーっす」
友「ん?お前、なんか雰囲気変わってないか?」
男「そうか?まあいつもより調子は良さそうな感じだが、なんも変わっては無いぞ?」
友「うーん…心なしか、少し逞しくなった様な…」

男「あ、荘厳さんだ。」
友「お、ほんとだ。…って、何かお前光ってるぞ?」
男「アホ。ンなわけあるか。荘厳さんじゃあるまいし」
友「いや、荘厳さんが近づいてくるたびに、お前の光が増してるんだが…」

荘厳「おはようございます。男様、友さん」
男&友「「おはよーっす」」
荘厳「今日もいい天気ですわね」
男「そうだな。それに、なんか今日はいつもより調子がいいぜ」
荘厳「くすっ。恋愛は人生に活力を与えてくれますものね。お陰で私も調子が良いですわ」
男「ちょっと。そういうこと言われると恥ずかしいって!」
友「ちょwお前らいつからそういう関係に…?w」
男「あー…まあ、昨日いろいろあってな…付き合うことになった。」
友「道理でお前からもオーラが…」
男「いや、だから俺はオーラなど出してない…」

通行人A「な、何だあのカップルは?何で発光してんの?」
通行人B「眩しくてよく見えないけど、まるでアダムとイブみたい…」

>>218思い出して書いてみた。オーラは自覚できない…という設定は男にも該当、って感じで。
荘厳さんの言動がややストレート気味だが、反省はしてない。



407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 14:08 ID:IPB1ZsE80
…なんで落ちないんだろうね、このスレ。謎だ。大半が保守だというのに。



408 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 14:12 ID:XwVsmESAO
お前には見えないのか、光り輝くこのスレがw



409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 14:12 ID:qVKDzFK20
ヒント:オーラ



424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 15:09 ID:n7cybMBhO
放課後、屋上にてお待ちしています。
そんな内容の手紙が古風にも下駄箱に投函してあった。
差出人の欄には、荘厳の文字。

「手紙で呼び出すなんて、どうしたんだろう」

屋上への道を歩きながら、一人で呟く。
まあ、思い当たる節が無い訳でも無かったのだが。
無性にソワソワして、階段を一段飛ばしで登る。
見えない何かに背中を押されているように。

屋上の扉の前に着く。
そこからは緊張した雰囲気が滲み出していた。
既に荘厳さんは扉の向こう側で待機しているのだろう。
深呼吸で心を落ち着かせる。
ん、落ち着いた。多分。
行くか。


425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 15:18 ID:n7cybMBhO
ギィィ

錆びた扉が思った以上に大きな音を立てて開いた。
屋上の欄干に止まっていた鳥達が飛び去っていく。
その翼から抜け落ちた羽が舞い散る中、荘厳さんはそこにいた。
こちらに気付き、振り向く。

「すいません、急に呼び出してしまって」
「いや、いいよ。今日は用事無いし」
「そう、ですか…」

沈黙

いつも彼女の側に寄ると聴こえるBGMが、今日は聴こえない。彼女までの距離は、3メートル。
その3メートルがやけに長く感じて距離を詰める。
あと、2メートル。



428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 15:27 ID:n7cybMBhO
「今日呼び出したのは、実は、その…言いたい事があるんです」

来た。
心臓がどくんと跳ね上がる。
半歩、彼女が歩いてくる。
手を伸ばせば届く距離。
心臓の音が聞かれてしまわないだろうか。

「私、小さな頃からあまり友達がいなかったんです」
「…うん」
「高校に入って、男さんと出会って、それからです。皆さん、少しづつ私と友達になってくれて」
「…うん」
「私、気付いたんです。男さんはいつも私に優しくしてくれた。いつも私を楽しくしてくれたって。だから、私…」

もう、我慢出来なかった。
最後の距離を一気に詰めて、彼女を抱き締めた。



432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 15:50 ID:n7cybMBhO
「きゃっ…」
腕の中で縮こまる荘厳さん。
彼女の温もりが愛しくて、もう少しだけ強く抱き締める。
精一杯の勇気を出してくれた彼女に、ただ短い返事をするだけの自分が嫌だった。
自分の気持ちを伝えたかった。

「そこから先は、俺に言わせて欲しい」
「…はい」
「上手くは言えないと思うけど。俺、荘厳さんのことが好きだ。少し世間知らずなとこも、勇気があるとこも、全部」
「・・・」
「俺と、付き合ってくれませんか」

瞬間。
視界は光で満ちた。
雲の切れ間から太陽が覗き、光が降り注ぐ。
照らされた彼女の目からは、涙。



434 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 15:51 ID:n7cybMBhO
「…嬉しいです」

涙が飾る可憐な顔には、太陽に負けない程の眩しい笑顔があった。
荘厳さんが手を回してくる。
いつの間にか、BGMが流れていた。
曲名はわからないけど、優しく祝福をくれる様なメロディーだった。

「私でよければ、喜んで」

今まで見たどんな光景よりも綺麗な光景に包まれて、この幸せが続きますようにと強く願った。
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by SouGons | 2006-08-06 12:28 | 荘厳さん

続・荘厳さん その5

283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 00:52 ID:3U92fBChO
~あらすじ~荘厳さんのあまりの荘厳さに、
ギネスの荘厳さ記録(女性部門)保持者マリアは
自身の記録が塗り替えられる事を恐れ、
スナイパーに荘厳さんの暗殺を依頼したのであった…

マリア「頼んだわよ、ゴ〇ゴ」
ゴル〇「任せろ、確実に殺る…」

〇ルゴは通学路を狙える雑居ビルに身を潜め、
荘厳の下校を待っていた…
ゴ〇〇「準備完了…ってなんであんたが居るんだ?」
マリア「自分の目で荘厳の死を見届けてやるのよ」
〇〇ゴ「まぁいい…そこで見ていろ…来た!」
〇ル〇がスコープに荘厳を映したその瞬間!
ザワッ…ザワザワザワッ
〇〇〇「な…銃から白百合がっ…?!
 くっ…(カチッカチッ)……!化け物め…っ!」
マリア「(……………ジブリ…?)」



289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 01:03 ID:mPCuID+FO
>>283
男「荘厳さん髪の毛に何か付いて・・・これって、花の、種?」
荘厳「まあ、男様。私にも見せてくださいませんか」

男が種を渡すと白百合の花はバキバキと音を立てて育ち、終いには広大な森となり生命を育んだ。


後のジブリ世界である




328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 02:53 ID:mPCuID+FO

ギャグじゃない荘厳を目指したんだが…
どうやら俺はギャグしか書けないらしいorz



329 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 02:55 ID:ek/e1SuB0
>>328
荘厳「あなたはあなたのままでいて欲しいですわ…」



330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 03:02 ID:mPCuID+FO
>>329
男「荘厳さん…」
荘厳「私、そのままの男さんがいいです。ちょっとぶっきらぼうだけど、優しくて。困った時にいつも助けてくれた男さんが好きなんです」
男「・・・」
荘厳「だから、お願い…そんな事、言わないで…」


駄目だ。この後の展開がどうしてもギャグに(ry




338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 03:27 ID:xhDUFLIpO
>>330
彼女の涙は世界を枯らした

空は光をなくし
大地から緑は消え
潮はその呼吸を止めた

彼女の涙は世界を枯らした

その一雫はどんな宝石よりも煌めいているが
その一雫はどんな悲劇よりも嘆きに満ちている


明日の昼頃にもっかい自分で見て
恥ずかしさに悶え苦しむと予想



339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 03:29 ID:ek/e1SuB0
>>338
荘厳「…まあ、とても素敵ですわ、男様。詩人でいらっしゃるのですね」(光り輝く笑みで)



340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 03:35 ID:mPCuID+FO
>>338
この位の神々しさが初期のデフォだったwROMってたけど
>>339
なんか黒いw



342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 03:42 ID:l1aAoYwkO
勝手に330の続き。


「男さん……」
 目の前の荘厳さんが、柔らかく微笑む。まるで神話から抜け出した女神のような、慈愛と包容力に満ちた微笑み。本人はいつもの様に微笑んでいるつもりだろうが、その笑顔の前にはどんな芸術だって霞んで見えるだろう。
 ただいつもと異なるのは、その目尻に光る、微かな涙。それは、彼女自身の持つ、優しさの証明。そして、俺の不用意な言葉で彼女を傷つけた、罪の証。
 だがその涙でさえ、彼女にはアクセントとなる。普段は人前で見せることのない涙が、荘厳さんの魅力を引き出し――彼女への気持ちを、抑え切れないものにする。
 心臓が跳ねる。頭が真っ白になる。腕が伸びる。足が前に出る。衝動が、走り出す――。
「あっ、男さん……」
 荘厳さんを、抱きしめていた。
 一瞬身を強張らせたが、すぐに力を抜き、そして彼女は俺の背中に手を回した。


横槍スマナカッタ。駄文でさらに済まない。だが書かずにもいられなかった



371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 09:16 ID:vdy+F7jKO
思ったんだが
荘厳さん(♀)と素直ヒート(♀)と男を三角関係にしたら面白そうだな



372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 09:21 ID:vdy+F7jKO
誰か>>371のストーリーを文書化出来る強者はいませぬか??
どうも荘厳さんを書くにはボキャブラリーが足りない…



373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 09:29 ID:oyqAoFYg0
女「男ぉぉぉぉぉ!!! 弁当だ、食えぇぇぇぇぇ!!!!」
男「遠慮する」
荘厳「あの…男様、お弁当を作ってきたんですが…」
男「じ、重箱!!?しかも金箔押しで超豪華!!」
女「男ぉぉぉぉぉ!!!!! 愛情は大きさや見た目じゃないぞぉぉぉぉぉ!!!」
男「お前の場合味も産廃並みだろうが」
女「味も問題じゃないぞぉぉぉぉ!!!!」
男「いや、味は大問題だろ」
荘厳「あの…男様、食べていただけないのでしょうか…」
男「…どうすりゃいいんだ、俺は」

>>372
こうですか、わかりません><



375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 09:34 ID:P97Zw3Hn0
>>372
壮「今日も暑いですね。あら…あそこに見えるのは男様」
壮「男s」

ヒ「男ぉぉぉおおおお!今日も愛してるぞぉぉぉおおおおお!」
男「はいはいわかったわかった」
ぎゅうううう
ヒ「私の燃え盛る恋心はこんなにも私を熱くしているんだぁぁぁぁあああ!!!!!」
男「抱きつくな熱いから」

壮「…!」
壮「そ、そんな…!男様とヒートさんが…?」

ゴゴゴゴゴゴ

通行人「な、何だ?どす黒いオーラがこの周辺一帯を覆っていく!」
通行少女「あの人の背後に現れてるのは、茨?茨がどんどん溢れてくるわ!」
通行園児「うわああああん!ママー!!!」
通行老人「終わりじゃ…、この世の終わりじゃあ!」


こうですか?分りません><



377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 09:51 ID:U571vWte0
>>373>>375
GJ!
朝からいい物見させてもらったw



378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/05(土) 09:53 ID:oyqAoFYg0
今日は飲み会です

男「飲み会っつっても、俺ら未成年だしなぁ」
友1「何固いこと言ってんだよ、ほら、お前も飲め飲め」
男「俺は酒弱いんだよ」
友1「うわ、こいつ冷めるわぁ」
男「冷めるとか言うな」

友2「ぎゃあぁぁぁぁ!!!!!」

男「!? どうした友2!!」
荘厳「あははははははははは!!!」ばし! ばし!
友3「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!」
友1「そ、荘厳さんが酔っ払ってらっしゃる!!?」
男「オーラ垂れ流しで周りの人間を叩きすぎ!! オーラもレインボーというかマーブルだし!!!」
荘厳「もっと酒持ってきなさぁい!!…ごくごく」
男「い、一升瓶ラッパ飲みだと!!?」
友「さすが海の男の娘さんだ!!!」
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by SouGons | 2006-08-06 12:03 | 荘厳さん

誰が一番強いのか

学校スレで突然始まった「誰が一番強いのか」論議。
荘厳父に関する意見が面白いので掲載。



211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/05(土) 08:39:39.03 ID:9wCDuLlE0
S
㍉子(フルアーマー) 軍父素手
A
佐藤さん(覚醒)  ㍉子 (銃所持) 悪父
B
狂 殺 ㍉子 闘女

佐藤さん(普通)  荒鷹

その他


UNKNOWN
素直シュール 魔法少女



こんな感じじゃないか?
㍉子は最終的には戦車でも持ってきそうな。
そもそも上記以外は戦闘職ですらないはずだ



212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/05(土) 08:43:07.62 ID:t/TSh1bY0
>>211
荘厳さんと荘厳父追加してくれ



213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/05(土) 08:43:31.24 ID:t/TSh1bY0
>>212補足
もちろん S に



214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/05(土) 08:45:25.02 ID:9wCDuLlE0

荘厳父 軍父

S
㍉子(フルアーマー) 
A
佐藤さん(覚醒)  ㍉子 (銃所持) 悪父
B
狂 殺 ㍉子 闘女

佐藤さん(普通)  荒鷹

その他


UNKNOWN
素直シュール 魔法少女


>>213
むしろこうじゃね?
荘厳父と軍父に戦車で勝てるとは思えんww



215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/05(土) 08:48:31.48 ID:t/TSh1bY0
>>214
荘厳さんのオーラはB以上だろwww
荘厳父と㍉父はZ戦士だから当然wwwwww



216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/05(土) 08:48:47.73 ID:c/+Opa7nO
荘厳父が戦場に向かう

オーラ発動

パチンコ・スロットHEIWAのCM状態





218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/05(土) 08:50:35.27 ID:ONt9QjDuO
荘厳父のビジュアルは俺のなかでは雄山



219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/05(土) 08:58:15.79 ID:9wCDuLlE0

荘厳父 軍父

S
㍉子(フルアーマー)  武士(明鏡止水)
A
佐藤さん(覚醒)  ㍉子(銃所持) 悪父  
B
殺 ㍉子 闘女 武士 荘厳

佐藤さん(普通)  荒鷹  狂 ヒート

その他


UNKNOWN
素直シュール 魔法少女


どっちかっていうと荘厳さんのオーラは戦闘向きじゃないかも
荘厳父は漁船で特ア海軍と渡り合えそう



222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/05(土) 09:08:53.81 ID:hcCxJ3/LO
そもそも荘厳父は人なのか漁船なのかはたまた謎のエネルギー体なのかもよくわからん状態wwwww



225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/05(土) 09:33:06.77 ID:U571vWte0
>荘厳さんのオーラ
相手の戦闘意欲を殺ぐとか、そういう手合いのものかな。
防御系の技だけ無駄に強力とか
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by SouGons | 2006-08-05 13:48 | 新ジャンル学校

新ジャンル学校スレ 荘厳さんパート その3

【カオスな】新ジャンル♪スクール【シュール】より


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/04(金) 22:40:54.66 ID:aXfywSws0
日和「♪~♪~」テクテク
変ク「ご機嫌だな」
日和「はれ」
 いい天気だから機嫌がいい、か。
 彼女らしい、と思うのと同時に、彼女のその純真さが鼻についた。
 汚してやりたい。
 それも、彼女が望む形で。
 強引に無理やり恥辱にまみれさすのでなく、自ら求めるように。
 そんな、変態にしてやりたくなった。
日和「あっ、ゆうやー」
 行ってしまった。
 まったく残念だ。



77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/04(金) 22:41:11.76 ID:aXfywSws0
荘厳「あら、変クーさま、どうしたのですか? こんな道の真ん中で」
変ク「自分の傲慢さに悩むのと同時に、熱せられたコンクリートで背中を責めている」
荘厳「それは、いわゆる、ひ、ひとりエッエッチというものなのですか?」
 彼女が言うと、誰でもしている行為が非日常を喚起させる。
 だからといって、私は声を荒げない、クールだから。
変ク「まあその一種だ」
荘厳「わ、わたくし、そんなことしたことないのです、この方法は一般的なんですか?」
変ク「一般的か、君には無理なことだ、追い求めない方がいい」
荘厳「失礼ですわね」
 なんだか、裁判で有罪を食らったような衝撃を受ける。
変ク「なあに、私たちはそう出来ているんだ、とは言っても、諦めるのは傲慢だ
   適度にがんばりたまえ、自分だけでね」



79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/04(金) 22:41:35.71 ID:aXfywSws0
-謎の空間-
名無し「ここ最近、自分がジャンルで括られた概念、だと気づいているキャラがいるそうです」
黒幕「自我を持ち始めたと?」
名無し「ええ、一人称で語りつつも、新ジャンルとしてのキャラ性も維持しています」
黒幕「なるほど、上田や日和のような純粋なキャラクターまでは昇華しきれていないのか」
名無し「どうしますか?」
黒幕「消せ、それはもうすでにジャンルではない、キャラクターだ」
名無し「……了解しました」



80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/04(金) 22:41:55.22 ID:aXfywSws0
 まったく、この世界は何なんだ。
 私がクールとしての地位を得ているからかどうかはわからないが、ここ最近”私”を強く意識してしまう。
 それ以来、周りの子たちが自我を持っていない、という感覚が私の中を占め始める。
 というより、それ以来の私は私だったのだろうか?
 くだらない、古典的議論だ。
 ただ、こうして自分の中で自問自答できているのは、この学校に何人いるのだろう。
日和「……」テクテクテク
変ク「おい」
日和「なに?」
変ク「自分を感じているか?」
日和「……」
 何を聞いているんだ。これじゃあ、クールというよりシュールだ。
日和「わかんない、ばいばい」テクテクテク
 ……まったくだ。感じている奴にしてみれば、そんなものはあって当然だし。
 感じていない奴にしてみれば、わからない。
 無駄な質問だ。



81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/04(金) 22:42:17.49 ID:aXfywSws0
 変態としての自分、クールとしての自分。
 それだけの私は、自動羊肉だ。
 人ではなく、変態でクールな自動羊肉。
 今も変態でクールかもしれないが、私は人でありたいと思っている。
 思うだけだけで、何も証拠もないのだけれど。
 今、変態でなくなったり、クールじゃなくなったりしたら、私はどうなるんだろう。
 よりいっそう、人に近づけるのだろうか。
 ……そんなことで変わるわけがない。
 かつての私は、自動的だった。
 日和と違い、自発的な行動は全て男へのリアクションに起因していた。
 彼女は確かに自分を持っているように感じる。
日和「……」ツンツン
変ク「噂をすれば、だな
   どうした? 恥辱にまみれ、性のことだけを考える自動羊肉になりたくないか?」
日和「……」フリフリ
 もうれつに横に振っている。
変ク「ケツか?」
日和「あたま」


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/04(金) 22:42:45.01 ID:aXfywSws0
荘厳「あら、変クーさま、最近よく会いますね」
変ク「ああ、そうだな」
荘厳「ふふふ、運命かもしれませんね」
 言ってることは大したことないのに、宇宙的な巡り合わせを感じてしまう。
変ク「ああ、そうかもしれないな」
荘厳「あらやだ、冗談だったんですよ」
 渡辺さんが弁当を忘れたと言いながら弁当を食べていたときぐらい、笑えた。


 荘厳を目の前にすると、なぜだか私はまた昔の自動羊肉に戻ってしまう。
 ……それが彼女の属性なのだろうか。
名無し「ふぅ、やっと見つけた」
変ク「誰だ?」
名無し「名も無き観覧者です。あなたは見ていて見苦しい、死んでください」
 まったく、もってあっけない。



83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/04(金) 22:43:17.91 ID:aXfywSws0
 荘厳と接してわかったことがある。
 私たち属性を有する概念は、自動羊肉で、人ではない。
 だけれども、それは”相手”と対する時の話だ。
 つまり、さっき私を殺した、名無しと呼ばれる観覧者の存在が、そうさせているのだ。
 私たちは概念を自動的に発信するだけの羊肉である。
 そう思っていたが、そうじゃない。
 荘厳が人である男や日和を問わずに、自動羊肉にしてしまうように、私たちは誰かの影響で、人と羊肉との間を行ききするんだ。
 私たちは、常に誰かに見られている。
 だから、一人の時ですら、概念に縛られている。
 そう、私たちを羊肉にたらしめていたのは、男だけじゃなく、名も無き観覧者たちだったんだ。



84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/04(金) 22:43:38.84 ID:aXfywSws0
男「よう、お別れなんだってな」
変ク「ええ、急に転校が決まってね」
男「さびしくなるな」
変ク「そうね」
男「最後に、最後だし、お前のお願いを何でも聞いてやるよ
  死姦とか四肢切断はなしだぜ、傷つかない範囲でな」
変ク「ほんとにいいの?」
男「ああ、時間がないから三日三晩イキ続けとかも無理だけな
  できることなら、フィストでもそれこそスカルでもいいぞ」
変ク「……」
男「なんだよ、いつもならもっと積極的にエロいこと言ってくるくせに
  最後なんだから、もっとお前らしくだな」
変ク「握手」
男「え?」
変ク「握手、駄目なの?」
男「それは、手と手を握り合うそれ、だよな」
変ク「ええ、それ以外の何があるの?」
男「……いいのか?」
変ク「ええ」
 こうした所で、私は名も無き観覧者の目から逃げれるわけでも
 変態クールでなくなれるわけでもない。
 私はいつまでも、変態でクールなだけの自動羊肉なんだ。
 それでも、私は
男「それなら、喜んで」
 彼の手を握る。
 それは間違いなく、人のもので、精肉された羊のものじゃなかった。
 願わくば、彼もそう思ってくれますように。
変ク「さようなら」



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126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/04(金) 23:33:01.83 ID:U3AX1aok0
授業参観

荘父「・・・・。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!

軍父「・・・・・。」
ドドドドドドドドドドドド!

男「ハァ…ハァ………い、息ができねぇ…
友「う…後ろから莫大なオーラが……
先生「では、ここの問題できる人!」
荘&軍「はい!」

軍父「!!!!!!!!!」
荘父「!!!!!!!!!」

男「!!!!あああああくぁwせdftgyふじこ
友「……お…俺……もらした………ガク



272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/05(土) 12:52:36.50 ID:+XyyMW7C0
男「うっ・・・ぐ・・・なんでだ・・・なんで・・・」

荘父「・・・・。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
軍父「・・・・・。」
ドドドドドドドドドドドド!

男「なんで・・・あのふたりが並んで街中をっ・・・歩いているんだ・・・!」

美容院、到着
男「美容院・・・まさかッ!?」

美容師「いらっしゃいませっすw」
荘父「・・・・。」
軍父「・・・・・。」
美容師「御客様、いつも通りでよろしいっすか?w」
荘父「・・・・コクリ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
軍父「・・・・・コクリ」
ドドドドドドドドドドドド!

男「なんであいつは・・・この空気の中で・・・『っすw』なんて言えるんだッ!?
  っていうか・・・常連なのかよ・・・ッ!?」



276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/08/05(土) 13:01:04.42 ID:FKd1c4PxO
荘厳父って誰かがダジャレを言ったら厳しい顔をして部屋を出ていきそうだよな、
そして隣の部屋から聞こえる壁を殴る音…
お父さん大爆笑。
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by SouGons | 2006-08-05 13:41 | 新ジャンル学校