最後の荘厳さん

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/09(水) 13:58 ID:BV/YZ52u0
暇なので駄文を投下してみる。

ゲームセンターにて
男「荘厳さん、なにか得意なゲームってある?」
荘厳「いえ、私こういったゲームは苦手なので……」
男「そっかー、なら、あそこにあるUFOキャッチャーとかは?
  なにか欲しい景品とかある?」
荘厳「あ――!あの猫ちゃん……かわいい……!」
男「あのぬいぐるみかぁ……」
 (難しい位置にあるなあ……でも)
 「OK,じゃあちょっとやってみるか」

~1000円消費後~

男「くっそー、やっぱキツいなぁ……
  試しに荘厳さんもやってみる?」
荘厳「……そうですわね、やってみますわ」
男「がんばってな」

ちゃりん
ウィーン、ウィーン、……ガコン
荘厳「あ……っ」
男「あぁー、駄目だったか」

ゴ ゴ ゴ ゴ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

男「ゲェーッ、ぬいぐるみが穴ん所に勝手に転がり込んでくる――!」
店員「店長ゥー!店長ゥー!」

男「 荘 厳 さ ぁ ぁ ぁ ぁ ん !」



21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/09(水) 17:31 ID:KvChZWId0
男「飴、喰う?」
友1「サクマ式ドロップスか、いいね、いただくよ」
カラン
友1「・・・ハッカか」
友2「お、俺にもキボンヌ」
コロン
友2「うへw俺もハッカwww喰えねぇwwwww」
男「先生も喰います?」
教「サクマ式ドロップスじゃん!懐かしいね~、一個よこせ」
カラッ
教「ハッカかよ」
男(ふふふ、今この缶の中に残ってるのはハッカだけなのさ・・・)
荘「みなさん御機嫌よう~。あら、みなさん飴をお食べになっているのですね?」
男「あ~・・・荘厳さんも食べる?(ハッカしか入ってないけど)」
荘「では、いただきますわ」
キュピーン
友1&2&教「やっぱりハッ─…  ダイヤモンドだーーーーー!!!!!」
荘「綺麗な飴ですね~。いただきます。」
男「荘厳さん!!!」



64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/09(水) 23:51 ID:Z0XOQB/X0
技術科(?)の授業中

荘厳「・・・・・カタカタカタカタ(タッチタイピング)」
男「(無言でPCに噛り付いて何をして・・・てか打つの早!!)」
友「(でもやっぱり荘厳さんは何をしても神々しいなあ・・・・・)」
荘厳「・・・・・テラワロスwwwwwww」
男・友「!!!!!荘厳さああぁぁぁんん!!!???」

保守ついでに考えた。勢いでやった。反省はしてない。



87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 05:41 ID:Lzy3RIQkO
誰もいない…駄作を投下するなら今のうち、か…?
まだ書き終えてないのでとりあえず部分的に出してみます。
見てしまった人は貶すなりスルーするなりガッするなり好きにしてください。
もしくはNGIDに叩き込んでも可。



88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 05:44 ID:Lzy3RIQkO
第一話(仮)


昇降口。
「あっ、荘厳さん!おはようございますっ!」
「おはようございます、橋本さん」
眼をキラキラさせて挨拶してくる後輩に微笑んで挨拶を返す。
慕ってくれるのは嬉しいけれど、こう露骨だと少し困る。

教室。
「おはようございます荘厳さん。今日の髪型も綺麗ですね」
「おはようございます。米倉さんのリボンもよくお似合いですわ」
毎朝どこかしらを褒めてくる同級生と二言三言交わして席につく。
あんまりいろいろ言われるので、本当にそう思っているのか気になったりもする。

今日も誰かが私のことを話している。でも、それは陰口のたぐいじゃない。
「荘厳さんは今日も輝いてるわね」
「知性に溢れてるっつうの?やっぱ本物のオーラは違うぜ」
自分で言うのもなんだけれど、私を悪く言う人はほとんどいない。(まあ、やっかんでいる人は少しいるようだけれど)
私に向けられるのは畏敬や憧れの眼ばかり。

麗しく荘厳な雰囲気をまとったお嬢様。
それが私の人物像ということになっている。



89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 05:45 ID:Lzy3RIQkO
物心ついたときから、ずっとそう。

幼いころは、よく「おひめさまみたい」と言われた。
無邪気だった私が『おひめさま』の上品な喋り方で喋ると、周りの子は眼を輝かせた。
みんなが喜んでいるのが嬉しくて、自ら進んで『おひめさま』になっていた。

小学校の学芸会では、「ふだんから気品があって本物みたいだから」と全会一致でお姫様役にされた。
自分は演技に失敗して落ち込んでいるのに周りは「真に迫っててすごかった」と言っているのを見て、一人違和感を覚えていた。

「荘厳さんって上品で綺麗だよねー」
「あんなに気品があるのにふつうの喋り方なのってすごいギャップよね」
「ぜったい家では『~ですわ』とか言ってるんだよ」
気がつけば、直接の会話や、あるいは漏れ聞こえてくる話でも、私は根っからのお嬢様だと決めつけられていた。
いつの間にこうなっちゃったんだろう。
最初はいじめとしか思えなかった。いくら否定しても聞き入れてくれなかったから。

けれど、純粋な彼らのまなざしを見ているうちに、気づいた。
決め付けなんかじゃない。私を見る人にとっては、これが真実。
私は、お嬢様でなきゃいけないんだ。



90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 05:47 ID:Lzy3RIQkO
麗しく荘厳であることが、私の在り方そのもの。
私はそれを受け入れ、お嬢様を演じた。
失望されて、見放されるのが怖かったから。

自分を演じ始めてから、周囲が明らかに変わった。
まるで私の周りに、そう…オーラでも漂っているかのように。

私は無条件で人に慕われるようになった。私のことを妬む人も、私の前ではまるっきり私のファンのようだ。

それから、私の外見は実際がどうであれ、お嬢様然として見えるらしい。
今日だって、髪型はいつもと同じ。のばしているだけで何の工夫もしていない。
でも、周りの人には豊かな縦ロールにでも見えていることだろう。

中には「机がアンティークになってる」とか、「美しい管弦楽が聞こえる」とか言う人もいる。
自分ではわからないにせよいくら何でもそれは誇張だ、と思うのだけど、何も言えない。
荘厳であること、それが私に求められていることだから。

ほら、こうやって考えている間にも私を見ている人たちが話している。
「アンニュイな荘厳さんも絵になるなあ」
「うむ。深窓の令嬢、という言葉がぴったりくるな。」
「席も窓際だしね」
…深窓の令嬢って、使い方間違ってるような気がするけれど。




91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 06:06 ID:Lzy3RIQkO
シリアスムズカシス(´・ω・`)
たぶん第五話くらいまでのびそうなgdgdぶりを発揮しています。
男が出るのはこれからですが俺いらない子なら帰ります。
よし、とりあえず寝る。



105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 13:45 ID:Lzy3RIQkO
全然進まねえ…
とりあえず保守ついでに小ネタ

体育祭

男「次の種目は…女子百メートル走か。地味だな」
友「いや、そうとも限らないぞ。あれを見ろ」
男「お、荘厳さんだ。でもふつうにスタートしそうじゃないか」
友「たしかに。オーラも抑え気味だな」
男「いや、待てよ。いちおうサングラスをして…」
『よーい…』パン!
ブワアッ!!(なんかすごい光)

男「うわ、オーラが一気に爆発した!溜めてたのか!」
友「目が、目があぁ!!」
男「!!トラックがいつの間にか赤絨毯に!!」
友「目があぁ!!」
男「他の選手が絨毯に沿って並んで荘厳さんに道を作ってる!!」
友「目が(ry」
男「荘厳さんは優雅な表情…いや、勝ち誇ったような表情だ!?」
男「もしや確信犯か荘厳さあああん!!!」
友「目(ry」


後日。
男「荘厳さん、あのときのすごいオーラはいったい?」
荘厳「あれはですね、ちょっと呪文を…」
男「まさかバ○ス!?」
荘厳「うふふふふ」
男(オーラの圧迫感が凄くて聞くに聞けねえ…)



140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 21:40 ID:Lzy3RIQkO
やっと第二話が(ほぼ)できあがりましたんで投下します。

荘厳さん視点、シリアス志向でお送りしています。
やたら冗長ですいません。
適当に貶すなりスルーするなりガッするなりしてください。


141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 21:41 ID:Lzy3RIQkO
次の日。
群がってくる人々を社交辞令であしらって教室につくと、なんだかすごく騒がしい。
今日は青いバラでも背負って見えるのかしら、なんて皮肉めいたことを考えてしまうけど、そんなことはおくびにも出さない。

「おはようございます佐藤さん。今日は空気がいつもと違いますわね」
「あ、おはようございます。それがですね、このクラスに転校生が来るそうなんですよ」
「あら、それで…」

教室の後方を見やると、男子生徒たちがわいわいやっている。
「男か、女か!?」
「誰か登校中に美少女にぶつからなかったか?」
「あるあ…ねーよw」
「女だな。…個人的希望で」
「いやいや、どんな女も荘厳さんにはかなわないぞ」
「おい、誰か賭けようぜ」
「バカ、あんな高嶺の花と張り合える女がいるわけねーだろ。俺にも手の届くレベルが欲しいんだよ」
「そうするとドクダミ級だな」
「おっしゃ、女に150円なー」
「じゃあ僕も女に学食Bランチ」
「言うに事欠いてドクダミかよ!せめてコスモスくらいは…」
「ラフレシアじゃないだけマシだと思え。あと俺男にメッ○ール1ケース」
「「それは絶対嫌がらせだろ!」」



142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 21:42 ID:Lzy3RIQkO
「な、なんだか混乱していますわね…」
「関わりあいにならない方がいいですよ」
「そうですわね…」

私以外にこんなに注意が向くなんて、珍しい。ちょっと転校生に嫉妬してしまう。


チャイムが鳴り、担任の先生が教室に入ってきた。
「あーおはよう。突然だが、このクラスに転校生が来ることになった…って知ってたようだな」
「先生!女子ですよね!」
「なんでも東京からわざわざこんな田舎にきたそうだ。まあ暖かく迎えてやってくれ。おい、入っていいぞ」
「スルーですか!…ってことは…」

一瞬静まり返る教室。

私は、転校生に興味があるわけじゃなかった。
どんな人物であれ、どうせオーラのせいでみんな同じような接し方になるから。

けど、いつもは私に向いている注目が他の一人に向いている。

自分の存在が薄れたようで何だか悔しくて、横目で教室の入り口を眺めていた。


教室全体の注目を集めているその人は、全く気負わない様子で教室に入ってきた。

「じゃ、一応自己紹介しとけ」

「東京のVIP高校から来ました、男といいます。よろしくお願いします」



143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 21:43 ID:Lzy3RIQkO
何の変哲もない、無難すぎる自己紹介。
私は、それを鮮明に覚えている。

転校生が男子だったことに落胆の声があがる中、それを意に介さず教室を見渡していく彼。
彼と、私の目があう。

私と初対面の人は、必ずと言っていいほど驚く。
私の周りだけ風景が違って見えるから。私だけ、
異質に見えるから。


彼は、驚かなかった。
それどころか、視線をすい、とそらせてしまったのだ。


(っ…!)
一瞬、頭に来た。
自分の努力が否定された、そう思った。
自分の中では荘厳さは絶対の価値だったし、周囲の人々も同じだった。
それが、彼にとってはとるに足らないものなのか。
そう考えたら、悲しいやら腹立たしいやら、よくわからなくなってきた。

戸惑ってうつむく私に、先生の声が聞こえる。
「あー、席は荘厳の後ろが空いてるからあそこにするか。窓際最後尾、特等席だぞ」
「「な、なんだってー!?」」
…続けて男子生徒たちの絶叫も。

余談だけど、私の後ろの席は必ず取り合いになるので空席にしてある。
人気の理由は窓際最後尾という好立地に加えて、授業中に私を堂々と見つめる権利が得られるから、らしい。


144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 21:44 ID:Lzy3RIQkO
そんな男子垂涎の的を射止めた彼は、いったいどんな表情をしているだろうか。

気になって顔をあげてみると、彼はこれからのクラスメイトの絶叫を苦笑で受け止めていた。

(私の後ろになれたことなんてどうでもいい、というわけですの?)
飄々とした転校生を見つめながら、私は思った。
(あなたが私の価値を認めないなら、こっちだってあなたを認めてなんかあげませんわ!)


「よし、じゃあそういうことで。今日のホームルームは以上ー」

私の思惑(と男子生徒たちの絶叫)をよそに、クラス担任は片手をあげて教室を出ていった。



145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 21:46 ID:Lzy3RIQkO
男子生徒たちはまだ騒いでいる。

「そういえば賭けの結果は?」
「なあ胴元、女に賭けた奴ばっかだし随分儲けたんじゃないの?」
「それがよー、○ッコール1ケースのせいで儲けがパーなんだ」
「メッコー○…またあんたかよ」
「うるさい、勝ちは勝ちだ。1ケースさっさと頼むぞ」
「ちくしょー、こいつの賭けは勝っても負けても嫌がらせだー!」
胴元の男子が何か叫びながら教室を出ていった。

「…メッ○ールなんてこの辺に売ってるのか?」
転校生のつぶやきに、周りにいた男子が反応する。
そちらを見ないようにするけれど、どうしても声は聞こえてしまう。
「それが、売ってんだ。校門前の雑貨屋で」
「メッ○ール、飲むのかい?」
「コイツだけな。オレはあんな物ごめんだよ」
「あんな物とはなんだ。男と言ったか、まあどうだ一杯」
「…せっかくだから頂こうかな」

缶を開ける音、そして少しの間。

「…ごめんなさいorz」
「ほーらみろ!これが普通の反応だっつの」「ふん、まあ時間をかけて好きになってもらうとしよう。俺は友一。今後ともよろしく頼む」
「オレは友二。コイツのメッコールの洗礼を受けりゃオレらの仲間だ。よろしくな」
「ああ、よろしく」



147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 21:48 ID:Lzy3RIQkO
転校生は早速周囲の生徒と仲良くなっているようだ。
気が進まないけれど、私も挨拶くらいはしておかなければ周りの生徒が怪しむはずだ。
(偶然目があった風を装って自己紹介をすませてしまいましょう)
そう思って何気なく席を立った。

と。
心の準備もできていないのに、こちらを見ていた彼と本当に目があってしまった。




148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 21:49 ID:Lzy3RIQkO
「…っ」
「あ、えっと…」
一瞬、気まずい雰囲気になりかける。
「おい男。彼女がこのクラスのマドンナ、荘厳さんだ。どうだ、麗しい女性だろう」
「このクラスどころか学校全体の有名人だぜ」
後ろの二人は気づいていないようだ。
(しっかりしていないと…)
「…コホン。ええと、男様、でしたか?私、荘厳と申しますの。よろしくお願いいたしますわ」
「ああ、よろしく」

(っ…!)
普通なら萎縮して畏まってしまうところだというのに、この人は。

「…少々失礼いたしますわ」
微笑を投げかけて、足早に教室を出る。
途中、彼らの会話が聞こえた。
「すげー気品だろ。オレらみたいな一般人には手の届かない荘厳さだよな」
「惚れても無駄だぞ、男」
「いや、別にそんなのはないけど」
「最初はみんなそう言うんだよな」
特に興味がない、といった態度を貫いている。

(私の荘厳さなどどうでもいいとでも言うんですの!?)
悔しさがこみ上げてきた。
私は、そんなことは認めない。
私の在り方を認めないなんて、認めない。



149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 21:56 ID:Lzy3RIQkO
以上です。携帯から大量投下はきつい。
なんか落ちそうな雰囲気…



150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 21:57 ID:RbEyBnVl0
続きが読めないのか・・・残念。



152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2006/08/10(木) 22:04 ID:Lzy3RIQkO
続きはこれから書きます。明日中には何とか投下したいんですが。
つーか遅くてすいません。
長いのを書くのは初めてなもんでわたわたしています。

にしても人稲杉。
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by SouGons | 2006-08-22 00:20 | 荘厳さん


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